カッコウ目カッコウ科カッコウ属
学名 Cuculus canorus
和名 カッコウ
英名 Common Cuckoo
【分布】
ユーラシア大陸とアフリカで広く繁殖。
日本には夏鳥として5月ごろに飛来。
【生態】
森林や草原に生息。
日本では主に山地に生息、寒冷地の場合平地にも生息。
オスは「カッコー」と響く声で鳴く。
鳴き声がそのまま和名や英名の由来になっている。
食性は動物食で昆虫類を始めとする節足動物等を捕食。毛虫を好む。
本種だけではなくCuculus属は体温保持能力が低く、外気温や運動の有無によって体温が大きく変動する(測定例:日変動29〜39℃)ことが知られている。
それゆえに托卵による繁殖をするといわれている。
主な宿主は、オオヨシキリ、ホオジロ、モズ、オナガなど。
【サイズ・形態】
全長35㎝ 翼開長61㎝。
頭部と背中は灰色で、翼と尾羽は黒褐色をしている。胸と腹は白色で、黒い横しまが入る。
他のカッコウ属の種と比べ、比較的目立つ場所で囀ることが多い。
【その他】
さびれたさまを表す「閑古鳥が鳴く」の閑古鳥とはカッコウのことである。
古来、日本人はカッコウの鳴き声に物寂しさを感じていたようである。
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<ここから鳥の写真>
『カッコウ(Common Cuckoo)』
カッコウ属の中で一番目立つところで鳴く。。。のですが、撮影が簡単というわけではありません。
本種を含めて、本属の鳥は、警戒心が強いのが特徴。
高原で気持ちよく、さわやかさを演じてくれる「カッコー」という響きは、全く難易度高くなく耳にできますが、撮影は案外難儀なんですよね。
自宅にいても、聞くことが出来るカッコウ。
夏に渡ってきて、この声が聞こえると、夏鳥が揃ったな~と感じます。
そんな環境に住んでいるので、高原のさわやかなイメージの写真をしっかりと撮りたいものです。
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。