【日本の野鳥#14-01】バンケン(Lesser Coucal) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

カッコウ目カッコウ科バンケン属

学名 Centropus bengalensis

和名 バンケン

英名 Lesser Coucal

 

【分布】

南アジア(スリランカは除く)から東南アジア・東アジアに広く分布。

日本では迷鳥。

 

5亜種に分類

C. b. bengalensis 

南アジア(スリランカを除く)~バングラディシュ、ミャンマー、インドシナ半島に分布。


C. b. javanensis 

マレー半島、スマトラ、ジャワ島、ボルネオ、パラワン島、フィリピンに分布。


C. b. medius 

モルッカ諸島に分布。


C. b. lignator  

亜種バンケン 中国及び台湾に分布。 日本において確認された亜種。 


C. b. sarasinorum

スラウェシ・スラ島、小スンダ諸島、ティモールに分布

 

 

【生態】

低地の林縁部及び草地、湿性草地帯に生息。

カッコウの仲間ですが、托卵は行わない。

低木や草の中にドーム状の巣を作る。概ね3卵を生む。

食性は動物食、昆虫類、小動物、鳥類などを捕食。

 

【サイズ・形態】

全長40㎝ 翼開長52㎝。

雌雄同色。

繫殖期の羽衣は、頭から後頚部、胸部腹部にかけて黒。雨覆いから風切羽は明褐色。

尾は長く、銀がかった黒。

クチバシは黒、脚は黒。

 

非繫殖期の羽衣は、尾以外は、黄土色~黄色がかった橙色に、白い筋模様が入る。

尾は黒いが、茶色の横縞が入る。

 

虹彩は黒。

 

【その他】

バンケンという響きはおおむねの日本人には「番犬」の意味に聞こえますよね。

このバンケンは「蛮鵑」 南蛮地方の杜鵑・・という意味なんですよ。

 

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<ここから鳥の写真>

『バンケン(Lesser Coucal)』

日本では迷鳥。

私もまだ日本では見たことがありません。

 

東南アジアに広く分布しているので、海外探鳥に行けば容易に見れると思うのですが

生息場所が、湿性草地や農地や灌木隊の草地など、あまり時間を割くポイントではないんですよね。

さらに、結構警戒心が強いのと、風の強い日は、草の上に出てこない・・・

 

ここまでたくさんの言い訳しておいて(^^)

案外まともな写真がない、遠い。。。のばかり(T◇T)

 

ということで、そんなバンケンの写真をどうぞ~

ベトナムにて

非繁殖羽の個体ですかね。

 

近くで撮れた時もあった~(タイにて)

 

※順番的には、次はカンムリカッコウですが、まだ見ただけで未撮影なので、スキップします。

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。