【日本の野鳥#12-01】ソデグロヅル(Siberian Crane) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

ツル目ツル科ツル属

学名 Grus leucogeranus

和名 ソデグロヅル

英名 Siberian Crane

 

【分布】

夏季にロシア北東部(東部個体群)や中北部(西部個体群)で繁殖。

鄱陽湖(東部個体群)、インド北部やイラン北部(西部個体群)で越冬。

日本では稀な冬鳥。

単独個体での飛来例が多い。

近年では、四国地方で小群の越冬記録がある。

 

【生態】

湖沼、湿原、干潟、農耕地などに生息。

食性は植物食傾向の強い雑食。

植物の芽、根、果実、種子、昆虫、魚類、カエル、小型哺乳類などを採食。

繁殖地では動物食傾向が強いが、越冬地や渡りの途中では植物食傾向が強い。

ペア間では頭部を伸ばして上下に振りながら、翼を半開きに広げて鳴き声を交わす。

 

【サイズ・形態】

全長125-137㎝ 翼開張230-260㎝。

全身の羽毛は白。

初列雨覆や初列風切が黒く、翼を広げると見えるが、翼を閉じている時は見えない。

額から眼先、顔にかけて羽毛が無く赤い皮膚が裸出。

クチバシは淡赤色や暗赤色、灰赤褐色で太くて長い。

脚は淡赤色。

 

【その他】

 

 

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<ここから鳥の写真>

『ソデグロヅル(Siberian Crane)』

今まで3回の出会いに恵まれました。

初めての出会いは、千葉県のはコハクチョウ飛来地に舞い降りた個体(2012年1月)。

次は、能登に飛来した個体(2015年)。

3回目は、鹿児島県出水市に飛来した個体(2021年11月)。

どれも単独飛来の個体でした。

 

とにかく、白いという印象のツルです。

「袖黒」なのですが、袖は翼を広げないと分からない・・・

閉じていると、真っ白なツル。

脚とクチバシと顔が赤いので、酔っぱらった白無垢のお嫁さん?的な(^^;)

 

千葉と能登の個体は、他のツルがいない状況でしたので

他のツルとの大きさの比較などが出来ませんでしたが、

3回目の出水の個体は、色の違い、大きさの違いなど、ナベヅルやマナヅルと比較が出来ました。

 

3か所のソデグロヅルをご覧ください。

 

千葉

能登

出水

マナヅルと2ショットフライト

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。