ツル目ツル科ツル属
学名 Grus leucogeranus
和名 ソデグロヅル
英名 Siberian Crane
【分布】
夏季にロシア北東部(東部個体群)や中北部(西部個体群)で繁殖。
鄱陽湖(東部個体群)、インド北部やイラン北部(西部個体群)で越冬。
日本では稀な冬鳥。
単独個体での飛来例が多い。
近年では、四国地方で小群の越冬記録がある。
【生態】
湖沼、湿原、干潟、農耕地などに生息。
食性は植物食傾向の強い雑食。
植物の芽、根、果実、種子、昆虫、魚類、カエル、小型哺乳類などを採食。
繁殖地では動物食傾向が強いが、越冬地や渡りの途中では植物食傾向が強い。
ペア間では頭部を伸ばして上下に振りながら、翼を半開きに広げて鳴き声を交わす。
【サイズ・形態】
全長125-137㎝ 翼開張230-260㎝。
全身の羽毛は白。
初列雨覆や初列風切が黒く、翼を広げると見えるが、翼を閉じている時は見えない。
額から眼先、顔にかけて羽毛が無く赤い皮膚が裸出。
クチバシは淡赤色や暗赤色、灰赤褐色で太くて長い。
脚は淡赤色。
【その他】
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<ここから鳥の写真>
『ソデグロヅル(Siberian Crane)』
今まで3回の出会いに恵まれました。
初めての出会いは、千葉県のはコハクチョウ飛来地に舞い降りた個体(2012年1月)。
次は、能登に飛来した個体(2015年)。
3回目は、鹿児島県出水市に飛来した個体(2021年11月)。
どれも単独飛来の個体でした。
とにかく、白いという印象のツルです。
「袖黒」なのですが、袖は翼を広げないと分からない・・・
閉じていると、真っ白なツル。
脚とクチバシと顔が赤いので、酔っぱらった白無垢のお嫁さん?的な(^^;)
千葉と能登の個体は、他のツルがいない状況でしたので
他のツルとの大きさの比較などが出来ませんでしたが、
3回目の出水の個体は、色の違い、大きさの違いなど、ナベヅルやマナヅルと比較が出来ました。
3か所のソデグロヅルをご覧ください。
千葉
能登
出水
マナヅルと2ショットフライト
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。