【日本の野鳥#04-02】シラオネッタイチョウ(White-tailed Tropicbird) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

ネッタイチョウ目ネッタイチョウ科ネッタイチョウ属

学名 Phaethon lepturus

和名 シラオネッタイチョウ

英名 White-tailed Tropicbird

 

【分布】

大西洋、西太平洋、インド洋の熱帯域の海洋に生息。孤島、離島で繁殖。

日本では、北硫黄島、西之島、南鳥島、南硫黄島で繁殖例がある。

ハワイ・グアム・サイパンなどのリゾートアイランドでも観察できる。

 

5亜種に分類。

◆日本の亜種 P. l. dorotheae 

 

【生態】

食性は動物食。トビウオ類などの魚類、アカイカ類などの軟体動物などを採食。

羽ばたいて空中に静止(ホバリング)して獲物を探し、獲物を見つけると上空から急降下して潜水し捕食。

繁殖期を除いて陸に上がることはなく、海面で休む。長い尾は海面に付けずに上げた姿勢で浮く。

海岸の崖で営巣。集団繁殖(コロニーを形成)する。

ペアは一生解消されず、産卵場所も同じ場所を継続使用。

 

【サイズ・形態】

全長70-82㎝(うち尾羽長33-45cm) 翼開長90-95㎝.

雌雄同色。

体は白色で、目の前後、翼の上面、背中に黒班。

長く伸びる尾羽は白。中央尾羽2本で構成。

脚は黒。

 

【その他】

ハワイでは「コアエ・ケア」と呼ばれる。

コアエはネッタイチョウのハワイの呼称。

ケアは白の意味。

 

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<ここから鳥の写真>

『シラオネッタイチョウ(White-tailed Tropicbird)』

この鳥は、過去にグアム島・サイパン島・ロタ島で見ました。

ロタの旅を少しここでご紹介。

ロタ島は、マリアナ諸島の島。

北からサイパン島-テニアン島-ロタ島-サイパン島(主要な島順)。

ふつうはサイパンやグアムから小型機で向かうのですが

この時は、羽田からの直行便(近ツリの企画旅)でした。

リゾートホテルで宿泊して、島の鳥たちを探し回った4日だったかな?

この旅の後半に椎間板ヘルニアの痛み(神経痛)が激痛になって、

帰国便の中で悶えていた記憶が(^^;)

 

そんな思い出の中、鳥たちの出会いは素敵でした。

「ルチュンチョンパークバードサンクチュアリ(l'Chenchon Park Bird Sanctuary)」は

断崖絶壁に遊歩道があって、崖の下も見下ろせ、上昇気流に乗った海鳥たちが

巣から浮い来たり、帰巣しに来たりと、時を忘れるほどの海鳥を満喫できる場所でした。

 

こんな素敵な島ですが、日本人が入植した際に、害虫駆除で移入させたオウチュウが

大繁殖して、あちこちに・・・卵やヒナや幼鳥を襲い、島の鳥たちに影響を与えているようでした。

そのくらい、あちこちでオウチュウがいました。

それがもう、10年ほど前。

再訪したい島ですが、今はどうなっているのでしょうか?

ちょっと心配です。

 

もちろん、この『シラオネッタイチョウ』も崖の上から撮影出来て

背面が美しい鳥を間近で見ることが出来て、最高の島でした。

 

その時の写真をご覧ください。

改めて写真を見て、美しい品のある鳥だと実感しました。

 

紅白揃い踏み・・・奥がアカオネッタイチョウ

順番的には、次はサケイ・ヒメモリバトと続くのですが、まだ見たことがないので、スキップします。

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。