【日本の野鳥#02-08】ハクガン(Snow Goose) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

カモ目カモ科マガン属

学名 Anser caerulescens

和名 ハクガン

英名 Snow Goose

 

【分布】

2亜種

◆オオハクガン A. c. atlanticus

カナダ北東部やグリーンランド西部で繁殖。冬季には北アメリカ大陸東部へ南下し越冬

 

◆ハクガン A. c. hyperboreus

日本に冬鳥として飛来するのはこちらの亜種ハクガンです。

北東シベリアと北米大陸の北極圏地域で繁殖。冬季になると北アメリカ大陸西部、日本などへ南下し越冬。

 

【生態】

湖沼、河川、内湾などに生息

植物食。

以前、繁殖地のツンドラ湿地地帯で大量発生するハエ?ユスリカ?を口をパクパクさせながら食べていた映像を見たことがあるので、必要なたんぱく質はそうした形で摂取することもあるようです。

 

【サイズ・形態】

全長66-84㎝ 翼開張132-165cm

頭部から頸部の羽衣は白い。胴体や翼の羽衣が白く初列風切が黒い個体(白色型)

日本にはこのタイプの飛来がほとんど。

クチバシ、脚はピンク色。

単独でも、群れでも、とても美しいガンです。

白黒ピンクのコントラストが素敵な鳥です。

 

【その他】

日本では以前は冬季に多数飛来していたが、乱獲により1940年代までに越冬個体群は絶滅。

1993年より国際共同計画としてハクガン復活プロジェクトの成果により、日本への飛来数は年々増加。

 

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<ここから鳥の写真>

『ハクガン(Snow Goose)』

江戸時代には東京湾にもたくさんのハクガンがいた記録があるようですが、一度は越冬個体群の日本への飛来は絶滅し、迷鳥として極まれに飛来するガンとなっていました。

そんな状況の中、MFの朝日池に少数ではあるが飛来するようになって、年々増加していく様を見ながら、毎年の冬の楽しみになっていました。

ある年、中越地震の震災によって護岸の補強工事で水を抜いて、水位が下がった年から、飛来数が激減。秋田県八郎潟で留まるようになり、八郎潟や宮城県の伊豆沼では増加の傾向。

種としての増加は嬉しい限りですが、MFで見ることが出来た群れは、近年は数家族や単体飛来になってしまっています。

 

それでも、2010年以前だった御記憶していますが、その始めて見た時の感動は思い出します。

 

順番的には、次はミカドガンですが、まだ見たことがないので、スキップします。

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。