カモ目カモ科マガン属
学名 Anser erythropus
和名 カリガネ
英名 Lesser White-fronted Goose
【分布】
スカンジナビア半島からヨーロッパロシアで繁殖しヨーロッパ南部から中央アジアにかけての地域で越冬する個体群と、ロシアで繁殖し中華人民共和国・日本・朝鮮半島で越冬する2つの個体群にわけられるが、亜種としての区別はない。
数の多くない冬鳥として日本で越冬。
近年、宮城県伊豆沼での越冬数が増加傾向のようです。
300羽ほどが確認されるようになっています。
【生態】
湿地や水田地帯・農耕地・牧草地などに生息。
ツンドラ地帯と森林ツンドラの境目で繁殖。
植物食。越冬地ではおもに落穂や二番穂を採食。
【サイズ・形態】
全長53 - 66cm 翼開長128㎝
マガンとよく似ていますが、マガンに比べて少し小さく、目のまわりに黄(金)色のアイリングがあり、額から嘴基部が頭頂部まで白く、クチバシは短く、ピンク色であるのが特徴のとてもかわいらしく見える鳥です。
【その他】
カリガネの「カリ」は「雁」
ガン類の総称的な使われ方として「雁(カリ)」と呼ばれる。
********************************************************
<ここから鳥の写真>
『カリガネ(Lesser White-fronted Goose)』
はじめてカリガネを見たのは、朝日池で数千羽のガン類の群れの中にいる1羽を
望遠鏡で群れの端っこから舐めるように流していって、見つけて、いざ写真を‼というときに
オジロワシの急襲にあって全部が飛んでしまう・・・そんなことを思い出します。
その後、熊本県で都市公園で越冬した個体や、出雲市で群れの中から見つけて撮影したりと
何とか写真には納めているのですが、まとまった群れで見たことがいまだにないんですよね。
今シーズンは、是非、伊豆沼に出向いて、その姿を写真に収めたいと思っています。
********************************************************
本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。