【日本の野鳥#01-02】ライチョウ(Rock Ptarmigan) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

キジ目キジ科ライチョウ属

学名 Lagopus muta  japonica

和名 ライチョウ(二ホンライチョウ)

英名 Rock Ptarmigan

 

【分布】

ユーラシア大陸・北アメリカ大陸の北極海沿岸、ヨーロッパやアジアの一部高山帯に分布している。

日本は隔離的分布になる。

日本(本州中部)固有亜種。飛騨山脈・赤石山脈・火打山・焼山・乗鞍岳・御嶽山で繁殖する。

以前は木曽山脈・白山・八ヶ岳などにも分布していた。

ライチョウの分布の南限にあたり、日本が大陸と陸続きだった最終氷期に進入し温暖化に伴い高山帯に遺存分布したと考えられている。

別名二ホンライチョウとも呼ばれる。

 

【生態】

留鳥

厳冬期でも高山帯に留まり生息している。日本においては高山帯の岩場やハイマツの茂みで生息している。

本来の生息地から離れた白山・戸隠山・飯縄山などでも目撃例があるが、新しい生息場所を求めて飛来した個体と考えられている。

 

【サイズ・形態】

全長37cm

夏は褐色・冬は純白と季節によって羽毛の色が変化するのが特徴である。

羽毛は軸が2つに分かれその軸に突いた細かい羽毛の密度が高いため、空気をたくさん含むこととで、羽毛の中に空気をたっぷり蓄えて、冬は体温を逃さないようにしている。

春を迎えると黒い羽毛が混じりはじめ、オス個体には目の上には赤色の肉冠が現れる。これはオスの特徴で興奮しているサインである。メスは背中が茶色になる。

冬には冬の・夏には夏の羽毛で保護色の羽衣に変化させる。

 

【その他】

二ホンライチョウは遺伝的多様性に欠けた個体群(亜種)で、生息地域的にも隔離されていることが要因とあると言われている。

長野県・富山県・岐阜県の「県の鳥」に指定されている。

大正12年に天然記念物に指定されている。

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<ここから鳥の写真>

『ライチョウ(Rock Ptarmigan)』

英語の発音は「P」を読まずに「ターミガン」という発音になります。

大学時代は登山を少々かじっていたので

北岳・農鳥岳・常念岳・御岳山・木曽駒ケ岳・乗鞍岳でライチョウを見た記憶があります。

社会人になって、爺が岳・鹿島槍ヶ岳・白馬岳・立山で見ています。

長男の夏休みの自由研究で爺が岳と鹿島槍ヶ岳に登って観察したことはいい思い出です。

 

写真は立山で撮影したものです。

 

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。