飛べない鳥
ダチョウ目に代表される走鳥類に現生では4種存在しています。
ダチョウ
ヒクイドリ
エミュー
レア
キーウィをダチョウ目とする説もありますがね。。。
いずれにしても、現生のダチョウの仲間は
南半球を中心に、アフリカ大陸、南アメリカ大陸、オーストラリア大陸(一部ニューギニア島)に生息しています。
走るために鳥の特徴である竜骨の発達がなく、翼を動かすための胸肉が少ないという特徴もあります。その分、もも肉は発達しているのはもちろんです。
この飛べない鳥
他にもツル目クイナ科に多く現生しています。
ヤンバルクイナは日本固有の飛べない鳥です。
ガラパゴス諸島に生息しているガラパゴスコバネウも飛べない鳥ですね。
他にもニュージーランドに飛べない鳥は多く現生していて
タカへ・カカポ・ニュージーランドクイナがいますね。
そのほかにもペンギン目すべてがそうですし
ニューカレドニアのカグーもこの仲間になりますね。
現生という単語をこの記事内で何度か使いましたが
この飛べない鳥は、かなりの割合で絶滅種になってしまっています。
ご存じ、ドードー(ハト目)はgo the way of the dodo (絶滅する)という英語の慣用句にもなってしまっています。
ほかにも、ニュージーランド島のモア、マダガスカル島のエピオルニクスも人が移入して来たことが要因で絶滅してしまいました。
ハワイクイナ、タヒチクイナも絶滅。。。これも人や人の持ち込んだネコ/イヌ/家畜やネズミが原因と言われています。
グアムに生息するグアムクイナも飛べない鳥
これは米軍が持ち込んだ荷物に紛れ込んだ鳥を主食とするヘビによる食害が原因で絶滅寸前で、今では保護区とロタ島の一部でしか見ることが叶いません。
ロタでは見つけきれませんでした。。。悔しい
いずれにしても、飛べない鳥は、限られた環境に適したことで進化したことで飛ぶ能力を放棄するという進化を選んだことで、外敵など環境の変化についていけない種が多く、彼らの保全はかなり難しいといえますね。
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<ここからオーストラリアの野鳥の写真>
2015年11月に行ったオーストラリアの鳥のご紹介を^^
3日目の朝、Bowraの手前での鳥見です。
『エミュー(Emu)』
もちろんオーストラリア固有種です。
オーストラリア大陸に広く分布しています。
ヒクイドリの仲間ですが、こっちは人に対して危害を加えることはほとんどないおとなしい鳥のようです。
↑に書いた飛べない鳥の中では、比較的環境の変化にも強く、草地から砂漠地帯までその適応範囲の広い種のようで、オーストラリアでも絶滅危惧種としての指定にはなっていないようです。
そんな心優しいヒクイドリの仲間のエミューにようやく出会えました。
実は、野生のダチョウ目はこの子が初見のFPなのです。
大きな体に似合わないつぶらな瞳がめんこいです。
でも、恐竜に一番近い系統のダチョウ目の仲間とあって
やはり、そういう恐竜色も結構出ていて、非常に興味深く撮影させてもらいました~
足の位置と首の使い方は、きっと恐竜もこんな感じで闊歩していたに違いないと思わせるには充分な生きた証明に感じましたよ‼
学名 Dromaius novaehollandiae
和名 エミュー
英名 Emu
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。