↓で紹介するムナオビトサカゲリは分類上はどうなるのか?
チドリ目チドリ科タゲリ属に属します。
タゲリ属は、日本では、ケリとタゲリの2種
世界中でも24種ほどになります。
タゲリもケリも日本では田んぼ周辺や半乾き(湿地)の草地に生息していますよね。
ここオーストラリアでは、よく目にするズグロトサカゲリ がいます。
これは町中の芝生にも生息していて、ケリと同じようにケレケレ鳴きながら警戒音を出します。
きっと、営巣中とかであれば、ケリを食らわせようとばかりに飛んで威嚇してくるのではないでしょうか?
このタゲリ属は日本の2種の生息地がやや水辺という環境キーを持つのですが
その水辺というものを必要としない種も多いように感じます。
このムナオビトサカゲリも同じように、乾いた半砂漠状態の荒れ地にて発見
こんな環境でも生息できるケリの仲間がいるんですよね。
数種見ただけの印象でそのグループの生態の幅、特徴を狭く見てしまっていたので
こうした違いに驚きを覚えるのも海外探鳥の楽しさでもあるのです。
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<ここからオーストラリアの野鳥の写真>
2015年11月に行ったオーストラリアの鳥のご紹介を^^
3日目の朝、Bowraの手前での鳥見です。
『ムナオビトサカゲリ(Banded Lapwing)』
朝焼けの鳥の影もまだ長い時間帯で
朝の鳥見を一度引き上げてBowraに向けて車を走らせていたとき
確かこの時は、FCさんが道路脇にいたこの子を見つけて
車を止めて撮影ということになった記憶
ケリの仲間であることはこのフォルムでお分かりかと思いますが
カラーバリエーションが素敵でしょう^^
目元の赤
黄色のアイリング
背中の色はケリに似ていますが
腹部の色は和名(英名も)の通り‼
チドリ目チドリ科
学名 Vanellus tricolor
和名 ムナオビトサカゲリ
英名 Banded Lapwing
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。