オーストラリアには固有というか特徴的な鳥のグループが多く生息しています。
昨日紹介したホウセキドリもそのグループの一つです。
今回↓で紹介のアオアズマヤドリの属するニワシドリの仲間もオーストラリアの代表的なグループになります。
ニワシドリの仲間はニューギニアなどオセアニア圏にも生息していますので、固有というわけではないですが、人の生活圏に使いところでその特異的な「庭」を見ることが出来るという点ではオーストラリアがこのグループの鳥を見るには適した地域といえますかね。
ニワシドリ=庭師鳥と書くとイメージが付きやすいですと思います。
まるで、庭を造るように
♂は♀に求愛する場所としての目的だけの為に地面に枝や装飾物を使って「庭」を作るのです。
この庭が♀に気に入られないと、伴侶になることが叶わない。。。いわば、庭がプロポーズの最重要の要素になるわけです。
今回はそんな庭を造るニワシドリの仲間の中でこのラミントンでは庭を造らないネコドリを含めて3種のニワシドリの仲間を見ることが出来ました。
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<ここからオーストラリアの野鳥の写真>
今回から2015年11月に行ったオーストラリアの鳥のご紹介を^^
まずは、最初に行ったラミントン国立公園の鳥たちからのご紹介です。
ネイチャーセンターの周りには宿泊施設やトイレが完備されていました。
そんな宿泊施設の脇やちょっとした道端の空間に『アオアズマヤドリ(Satin Bowerbird)』の作った庭(Bower+Cout)がありました。
♂と♀で体色が異なりますが、♂のそれは見事な深い青色、英名にもあるようにSatin(サテン)のような絹の光沢がある青い色をした美しさです。
そんなアオアズマヤドリの♂は体色と同じように、庭にBower(♀を誘う道を枝で2枚の壁で作ります)+Coutに青い装飾品を集めて♀を誘うのです。
そんなアオアズマヤドリを庭とともに紹介します。
人工物がないとき、青は森の中で探すのは大変だったどろうと思います。
ですので、♂としたらそれをたくさん集められるということで♀へのアピールになったのでしょうが、こうした習性がどのように構築されていったのか?
そう思うと、鳥の行動進化についても興味が尽きませんね。
では、どんな鳥なのか?
ご覧ください。
青がとても素敵でしょう。。。
♂は庭に近寄ってきた我々に警戒して真上に止まって様子を見ていました。
こちらは♀
くちばしが写りませんでした。。。目の色が♂と一緒
学名 Ptilonorhynchus violaceus
和名 アオアズマヤドリ
英名 Satin Bowerbird
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。


