【西パプア2015#091】コフウチョウ(Lesser Bird of Paradise) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

鳥好きFPのつれづれ日記2

自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

上の記事は私の日記なので、↓の鳥記事とは時間軸がリンクしていないのですが
お許し願います。

極楽鳥と漢字で書くゴクラクチョウですが、英名も「Bird of Paradise」ですので、極楽の鳥と直訳出来ます。
正式にはフウチョウ科ということになります。

この派手なゴクラクチョウ
今回の旅では
コテリカラスフウチョウ
アカミノフウチョウ
ベニフウチョウ
ヒヨクドリ
ジュウニセンフウチョウ
↓にご紹介のコフウチョウ
後日、もう一種ご紹介予定です(シロカマハシフウチョウだったかな?)
7種のフウチョウ(ゴクラクチョウ)を観察できました。

ですが、どの種も撮影は容易ではありません。
狩猟圧が高かったことと、早朝にレックで踊るという撮影条件にとっては
高い(藪好き)、警戒心あり、光が少ないという条件になってしまっているので仕方がないかな?

そんなフウチョウの仲間は派手だったり、行動特性が奇異なので、どのグループに近い科なのか?というと、なんと地味さの代表のようなカラスに近いグループなんですよね。

きっと、食料が豊富で、異種間・種間競争があまりなく、天敵も多くないニューギニアでは
♀の獲得ということにのみに形態や行動が奇異な方向に向かったといわれています。

そんな進化の過程やきっかけ、言われることの進化のスイッチがいつどんなことがきっけけだったのか?
そんなことを思いながらフウチョウたちを観察していたのです。

**********************************************************

<ここからニューギニアの野鳥の写真>

今回は『コフウチョウ(Lesser Bird of Paradise)』♂♀を撮影することが出来ました。


長いようで短い旅の日程

今回の旅はニューギニアの西部のインドネシア領の中、2か所を回りました。

以前より紹介してきたWaigeo島とNimbokrangです。

飛行機でないと移動出来ない距離を2か所を回り

19日出国27日帰国と9日間ありましたが、国際線移動日を除くと7日しかなく

ニューギニア内での移動もあったり、Waigeo島へは船での移動でしたので

どうしても、見たい鳥の優先順位の高い種への挑戦も1チャンスになること必至なんです。


このコフウチョウは、BOP(Bird of Paradise)と呼ばれる極楽鳥の中では、多くの肩のイメージの極楽鳥らしい種になります。

ですので、是非ともしっかり撮影したかったのですが

観察はそこそこ出来ても、レック(踊り場)での♂と♀の動きや、その場所が撮影しやすいか否か?は現地で即時判断して、どこにカメラを構えるのがベストなのか?


それが勝負を分けることになったりします。


遠くの木でじっくり踊っているのは見えるのですが、非常に藪藪の枝ぶりの中でして。。。とても撮影には不向き

そのお気に入りの場所にはなかなか寄れないので、

そこから我々が構えている場所までフワッと飛んでくるのですが

そこでもダンスをしてくれても、今度は真上!!

とても撮影できない。。。


なので、少しその木から離れて狙うも、抜けない・・・


この写真は、真上の木に来る直前に一拍置いてタッチアンドゴーする場所があることに気が付いて、何とか撮影できたのですが。。。ホント1チャンスでした!!


♀です・・・↑記事のラストに書いたように。。。♀は本当にカラスのようでしょう?



ここより2枚が唯一撮れた♂の写真

極楽鳥というイメージ通りの鳥ですよね(^^)



これは、遥か彼方の遠方の藪藪の枝の中のコフウチョウ。。。顔がない(><)



スズメ目フウチョウ科

学名 Paradisaea minor

和名 コフウチョウ

英名 Lesser Bird of Paradise


**********************************************************


本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。