珍鳥の定義 | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

とある珍?カモメで賑やかになっているとかいないとか。

数日前にその情報をもらった方々から、
珍鳥のカモメだよ‼︎
道東でしかなかなか見ることが難しいと。

回り回って
数名からそんなmailが。

そこに問い合わせも。

まあ、私ごときが難儀な守備範囲のカモメをああだこうだ言える筋合いではないのですが、
まずは、そのカモメは銚子でも真剣に探すと見つけることは可能です。
また、他の地域でも確認したことはあります。
タイミルとホイグリーニとの違いが云々やら
セグロカモメ系のシノニムの学説やら
様々、進化していた日本のカモメ野外識別学(←あえて学としました。)を否定するような改訂版の日本鳥類目録の記載と改名

ですので、カモメが余計にわけわからなくなったという方も多いです。かく言う私も混乱気味。

話が逸れましたね。
元に戻しますと、珍カモメがいる
だから行って撮る

それを否定するつもりもないですが
やはり、その個体がなぜにその珍カモメなのか?
類似種とどこが異なるのか?
それらの検証なしに鵜呑みに珍と言うことだから行ってみる…というのは、私の鳥との付き合い方としては、そういう感覚はないんです。

何がどう異なるから珍カモメである‼︎と分かって撮影したい。

先に○○セグロカモメかな?
とご相談を受けていなくて
道東でも稀の珍カモメ。。。と言われたら
ヒメクビワカモメやクビワカモメ、ゾウゲカモメかと思って色めき立つところでした。

実際、普通にあっちこっちにいるとまでは言いませんが、カモメの集まるところで確認していくといるカモメですので、大騒ぎする程の珍カモメではないと思います。
むしろ、カナダカモメの方が識別は難しいかも。。。この子より。

何をお伝えしたいのかと申しますと
昨今、鳥に対する情熱が撮影やカウントやレア度にばかり偏重しているのか?ひとたび情報が流れるとそれに流されるがごとく人が集まる。

鵜呑みの同定が…先走る。
先日のアカハジロに然り
一昨年はこんなことを書きながら熊本まで珍モズに突っ込みました。
まあ、もしかしたら純血珍モズではないということは覚悟していましたが。。。

ですので、情報の鮮度とともに
識別の難易度高い種は情報の確かさを自分で確かめることをすべきではないかと思う次第でして。

まあ、珍ヤイロチョウがいるということでタイまで突っ込んで来た私が言うのも気が引けるというか、おこがましいのですが…

あまりに鳥がアイドル化している「流れ」に流されるばかりではなく、流されながらも泳いでいたいものだと思うのです。

批判でもなく
否定でもございません
ただ、もう一歩踏み込まなくてはいけないな~と
自戒を込めて。

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<ここから野鳥の写真>

今回は『オナガ』

昨日のカワセミの止まっていた木は

こんな感じでしっかり赤い実がたくさんついているんです。


カワセミは、木の実なんか食べませんから

ここに止まれというのも酷な話ですが。。。

このオナガにとっては、好物の木の実


そっと木の影で座ってジッとして待っていると

空腹に負けてなのか???

人のいるピラカンサにやって来ました~


でもね~

すぐにこちらの視線が気に入らなくなったのか?

飛び去ったり、この枝込みに潜り込んだりで。。。やっぱりオナガはオナガです。

そう、やすやすとこちらの思うようには撮影させてくれませんね^^


英名の青い背中。。。Azure‐wingedは見せてくれなかった~(TーT)








スズメ目カラス科

学名 Cyanopica cyana

和名 オナガ

英名 Azure-winged Magpie


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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。