FP754のCFP試験&1級FP試験独学合格対策ブログ -11ページ目

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2023年度第2回CFP試験分析-最も難易度の高い金融

皆さん、おはようございます。

FP754です。

このブログのメインテーマでありますCFP試験。 

次回の2024年度第1回試験に向けて、新たにCFP試験対策をスタートしています。

本日は企画ものです。

今回は2023年度第2回CFP試験分析-最も難易度の高い金融についてです。


【最も難易度の高い金融】

CFP試験で難易度の高い課目であり、2024年現在、FP754の対策サービスを提供している金融についての試験分析です。


【難易度】

(1)合格ライン基準


昨年12月20日(水)に2023年度第2回CFP試験の結果発表ならびに合格ラインの公表が行われましたので、2023年度第2回CFP試験分析-合格ライン公表後の考察を示しておきます。

 

①試験全体

 

  金融 > ( タックス = 相続 ) > ライフプラン > ( 不動産 = リスク )    

 

②各課目の前回課目からの難易度

 

・金融 ・・・ 合格ライン↓ ▲問  やや難化 

・不動産 ・・・ 合格ライン↓ ▲問  やや難化

・ライフプラン ・・・ 合格ライン↑ △問 易化

・リスク ・・・ 合格ライン↑ △3問 易化

・タックス ・・・ 合格ライン↓ ▲問  大幅難化

・相続 ・・・ 合格ライン⇔ ±0問  前回同様

 

(FP754より)

今回の試験では、合格ラインにおいて例年にないパターンの変化が見られました。

まずは、試験全体として、平成26年(2014年)合格ライン公表開始後、2020年度第1回試験のコロナ中止を除く全19回中、全6課目の合格ラインの合計数が過去最低を更新、合格ラインの範囲も26-30問と下方にズレて、最も難易度が高い試験回となってしまいました。

各課目に目を移すと、元々難易度の高かった金融が前々回試験同様、合格ライン公表後初めて更新した26問という最高の難易度に返り咲いたに対し、前々回試験で同様に、合格ラインの最低点を26問に更新したライフプランは逆に30問と易化した一方、元々難易度の低い課目であるタックス、相続の2課目の合格ラインが27問と大幅難化もしくは前回同様の難化傾向を維持しました。

これまで金融、不動産、ライフプランの前半課目難易度の高い課目グループリスク、タックス、相続の後半課目難易度の低い課目グループという難易度傾向が最も見られるパターンでしたが、今回の試験ではその傾向が崩れた状況となりました。

 

(2)金融の内容チェック基準

 

まず前提となる内容チェック基準ですが、FP754ではCFP資格取得支援業務を開始した2006年当時から一貫して、CFP資格標準テキスト(旧FPテキスト)+過去問を軸とする勉強法を提唱し、それに時事・法改正対策、実務的知識、他課目の勉強等を加えることによって、その問題を解答できたかどうかを判定しています。

そして、FP754では、2024年現在、金融課目のみについてですが、対策サービスを提供している関係上、試験が実施された後、過去問に基づき各課目50問を1問ずつ内容チェックする試験分析を実施していますが、昨年11月実施の2023年度第2回試験における金融の内容チェックもすでに実施済みで、その結果は以下のとおりです。

 

○前回試験からの難易度

 

・金融 ・・・ 前回同様かやや易化

 

(FP754より)

内容チェック基準では、合格ライン基準に反し、金融前回同様かやや易化という判定です。

特に、前回試験との比較では、上記勉強法に基づいて勉強しても解答できたかどうかわからなかった問題数が増加した一方で、難問は文章問題で必ず毎回出題される定番の財形貯蓄制度1問のみで、テキストや過去問を勉強しても対応できず仕方なし、その他については基本的にテキストと過去問を軸とする勉強法で対応できましたが、引き続き合格ラインが過去最低の26問まで低下となる中、今回の判定やや易化の根拠になったのは、文章問題の難問が減少し、更に金融の難易度の高さの最大の要因となっており、受験生が苦手にしていると思われる外貨の計算問題の出題数が前回試験同様3問と少な目で、かつ内容の難解度もそれほどでもなかったことです



【出題傾向】

 

FP754が毎回試験分析を実施している中で、金融における出題傾向は以下のとおりでした。

 

(1)文章問題と計算問題の出題数 

 

・金融 ・・・  5:5 計算問題が約5割(全体の約半数となる24問)、前回試験より1問増加し、合格ライン過去最低点だった前々回試験25問にほぼ並ぶ

 

(2)文章問題と計算問題の難易度

 

①文章問題

 

・金融 ・・・  時事問題の出題数が全課目で突出して多い

 

②計算問題

 

・金融 ・・・ 全体的に難易度が高く、定番の外貨問題など受験生が苦手とする難問も出題される

 

(FP754より)

出題傾向については、相変わらず他課目と比較して、時事問題の出題が多いですが、計算問題の出題も増加し、例年通りに戻ったという印象です。

外貨の計算問題は、急増した前々回試験6問(債券1問、預金2問、投資信託1問、外国為替1問、預金・終身保険・株式1問)から減少した前回試験と同様の3問(債券1問、投資信託1問、預金1問)、更に前回試験と同様、全体的な難易度としてはやや易しめの問題が出題されました。

 

 

【各課目の対策のポイント】

 

上記で述べた金融の難易度、出題傾向の内容を踏まえて対策を講じるわけですが、各課目の対策のポイントになる点を一部お伝えします。

 

(1)金融

 

①文章問題

 

今回の試験では、合格ライン上ではやや難化だったものの、内容的には前回同様もしくはやや易化と判定しましたが、基本的にテキストと過去問で対応できる問題が多く出題される一方で、あいかわらずそれらの勉強だけでは対応できない時事問題が出題されましたが、特に金融は全課目の中で時事問題が最も多く出題されるため、その対策が必須で、日頃から新聞等で話題になっていて、かつCFP試験に関係しそうな出来事をチェックするか、FP754が当ブログで日々更新している【時事・法改正】【相場】記事を参考にしていただくとともに、過去問の冒頭に掲載されている出題傾向一覧表などを活用、分析することで、時事問題でもどのような内容が出題されるのか、また毎回出題されているような頻出内容がわかるようになりますので、ぜひ実行してください。

 

②計算問題

 

今回の試験では、計問問題の出題数は24問と前回試験から1問増加し、過去最高の25問に迫ったものの、難問の外貨問題は3問と前回試験同様控えめの出題数となりましたが、引き続き、試験時間内での解答スピードのアップが大きな課題です。

金融の計算問題は外貨のように難易度の高い問題がある一方で、必ず毎回出題されている投信信託のトータルリターンや前回試験では珍しく出題されなかったもののほぼ毎回出題されている先物の理論価格のように、毎回出題されかつ対応しやすい問題は確実に得点源にするなど、まずは過去問演習により各分野の計算問題の難易度の傾向を頭に叩き込んでおくことが重要であり、解答スピードのアップやはり過去問の反復が最も効果的な対策になりますので、ぜひ実行してください。

 


【最後に】
 

FP754では、ホームページ「あなたの時間と費用を節約できる独学CFP資格取得法」にて、金融の対策サービスを提供しています。

今回試験分析をした昨年11月の2023年度第2回試験の内容を反映され、次回6月の2024年度第1回試験に対応した教材として、2023年度FPテキストサービスは提供中です。

FPテキストサービスは2006年から過去18年以上提供を続けており、これまで多数の合格者を輩出するなど実績を積み上げてきたこと、更に使用するCFP資格標準テキストはCFP試験対策の教材として良書で、当サービスを施したテキストは、試験直前期の重要ポイントの再確認用として最適であり、次回試験で金融になんとしても合格したいという方はサービス利用をご検討ください。

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