注目の米CPI、小売売上高予想を下回り、米利下げ観測、米長期金利急低下で、ドル円154円台へ急落 | FP754のCFP試験&1級FP試験独学合格対策ブログ

注目の米CPI、小売売上高予想を下回り、米利下げ観測、米長期金利急低下で、ドル円154円台へ急落

皆さん、おはようございます。
FP754です。

このブログのメインテーマであるCFP試験。

次回の2024年度第1回試験まで、残り1ヵ月を切っています。

 

本日の時事・法改正は・・・

 


【時事・法改正】

 

【金融】

 

[日経新聞1面、記事(Web刊)] 
CFP試験分類:海外経済指標
出題キーワード:米労働省、消費者物価指数(CPI)、前年同比3.4%、市場予想下回る

(FP754より)
<CFP試験対策>

米国では、米FRBの度重なる利上げにもかかわらず、インフレが高止まりしている状況で、米消費者物価指数(CPI)が今後の米FRBの金融政策の行方を占う上での判断材料としてこれまで以上に注目される指標となっており、昨年6月の前々回試験で、消費者物価指数とともに出題されたほか、以前の試験でも連続して出題されていたラスパイレス式の物価指数の計算問題が出題されたことで、改めて物価指標の注目度が高いことが示されましたので、内容を確認しておいてください。。

<視点>

4月は前年同月比3.4%上昇し、市場予想を下回り、米FRBの年内の利下げ観測が強まり、米長期期金利が急低下、NYダウは大幅高、ドル円は一気に154円台まで急落となりました。

 

 

【相場】

注目の米CPI、小売売上高ともに予想を下回り、年内の米利下げ観測が強まり、米長期金利急低下で、ドル円は154円台へ急落となりました。

日経平均は前日のNYダウがハイテク株主導で大幅反発したことを好感して買われ、小幅続伸、NYダウは発表された米消費者物価指数(CPI)、小売売上高ともに予想を下回ったことで、年内の米利下げ観測が強まり、米長期金利が急低下したことを好感して、NYダウなど節目の史上初の4万ドルに迫り、3指数ともにいずれも史上最高値を更新、ドル円は東京市場では、156円台半ばのレンジ取引で推移していましたが、欧州市場に入り、NY市場で発表予定の米CPI前のポジション調整か、売りが強まり、156円台割れとなる155円台後半まで急落、更にNY市場で発表された米CPI、小売売上高がいずれも予想を下回り、年内の米利下げ観測が強まり、米長期金利が4.3%台まで急低下したことで大きく売りが反応し、154円台後半まで一段安となる急落となりましたが、一旦利益確定の買戻しが入り、155円台後半まで急反発しましたが、その後、再び売りが強まり、154円台後半の安値圏まで再反落し、下落一服する一方、ドル全面安の流れから、ユーロドルは買われ、1ヵ月ぶり高値となる1.08ドル台後半まで続伸しましたが、ドル円は、前日の米PPIは予想を上回り、一旦、上昇したものの、前月分の下方修正で急反落し、往って来いの展開となり、今回の米CPIはその動きをなぞるかのように予想を下回り、ドル円の急落を招きましたが、これでパウエル米FRB議長だけでなく、神田財務官、植田日銀総裁も円安一服の流れに、ホッとしていると思われますが、結局、効かないと言われ続けた為替介入をきっかけに過度な円安相場は終焉を迎え、後から材料が出てきて、円高相場に転換しつつある状況ですが、実は2022年の為替介入時にも同様に見られた景色で、2022年も為替介入後、米CPIショックがあり、急落、その後、出てきたのが、当時の黒田日銀総裁が突如、長期金利の変動幅を拡大する実質の利上げ対応で、ドル円は7円近くの急落を招く結果となりましたが、最近、植田日銀総裁による利上げ論も台頭しており、次回の日銀会合で更なる円高を招くサプライズが起こってもおかしくない状況となってきましたが、果たしてどうなるでしょうか。

 


【最後にひとこと】

 

本日の日経新聞社会1面記事としても掲載されていましたが、早稲田大学の入試で男子受験生が試験問題を眼鏡型の情報通信端末(スマートグラス)で撮影し、SNSに投稿、試験時間中に問題が流出する事件が起こっていたとのことで、あいかわらず大学入試のSNSを通したカンニング事件は起こっているよう、他にも試験の不正と言えば、京大院卒の会社員による就職試験の替え玉事件なども思い出されますが、スマホがSNSが現代のように普及されてきた限り、このような不正は後を絶たないのかもしれませんが、次に出てきそうな不正としてすぐ思いつくのは、AI(人工頭脳)に解答させることでしょうか…、これなら外部に連絡を取る必要もなくなり、ますます不正を見抜くのが困難になってしまい、大学側には新たな対策を講じる必要性が出てきそうです。