注目の米CPI前に発表された米PPI予想を上回り、ドル円一時156円後半まで上昇 | FP754のCFP試験&1級FP試験独学合格対策ブログ

注目の米CPI前に発表された米PPI予想を上回り、ドル円一時156円後半まで上昇

皆さん、おはようございます。
FP754です。

このブログのメインテーマであるCFP試験。

次回の2024年度第1回試験まで、残り1ヵ月を切っています。

 

本日の時事・法改正は・・・

 


【時事・法改正】

 

【金融】

 

[日経新聞金融経済面記事(Web刊)] 
CFP試験分類:国内経済指標
出題キーワード:日銀、国内企業物価指数、前年同比0.9

(FP754より)
<CFP試験対策>

国内の経済指標に関する問題は毎回出題されていますが、アベノミクスによるインフレ目標2%以上を掲げたことで、総務省の消費者物価指数は、総務省の消費者物価指数とともに、物価指標として重要度が高く、昨年6月の前々回試験で、消費者物価指数とともに出題されたほか、以前の試験でも連続して出題されていたラスパイレス式の物価指数の計算問題が出題されたことで、改めて物価指標の注目度が高いことが示されましたので、内容を確認しておいてください。

<視点>

4月は前年同月比0.9%上昇で、伸び率は横ばいとなり、原油価格が上昇し、資源高の価格転嫁が一服したとのことで、NY市場で発表された米PPIは予想を上回り、根強い米インフレの高止まり懸念が露呈、明日の米CPIも注目されます。

 

 

【相場】

注目の米CPI前に発表された米PPI予想を上回り、ドル円一時156円後半まで上昇しました。

日経平均は前日のNYダウは9営業日ぶりに反落し、半導体株など下落したものの、買いが優勢となり、上げ幅150円超の反発、NYダウは発表された米PPIが予想を上回り、改めて利下げ観測が後退したものの、前月分が下方修正され、米長期金利が低下したことを逆に好感、上げ幅400ドル超の反発、米ナスダックは史上最高値更新と堅調に推移、ドル円は本日も朝方から堅調に推移し、東京市場では156円台半ばまでジリジリ上昇、欧州市場では横ばいで推移していましたが、NY市場で明日の米CPIの前哨戦となる米PPIが発表され、予想を上回ったことで、米長期金利が上昇し、買いで反応し、156円台後半まで急伸する場面がありましたが、前月分が下方修正され、米長期金利が低下に転じると、売りが優勢となり、発表前の水準を下回る156円台前半まで反落する場面がありましたが、パウエル米FRB議長の若干タカ派的発言も下支えとなり、明日の米CPIへの思惑から、156円台半ばまで持ち直し、その後、レンジ取引で推移する一方、ユーロドルは6月に欧州ECBの利下げ観測があるにもかかわらず、すでに織り込み済みなのか1.08ドル台をしっかり回復し、堅調に推移、3月高値からの下落トレンドライン、更に200日移動平均線も突破する上昇基調となっていますが、ドルは、対円では堅調に推移していますが、対ユーロでは軟調に推移し、リスク志向の円安、ドル安の流れが鮮明になってきた印象ですが、やはり現在、最も注目される米インフレ指標に大きく反応する形となっていますが、いよいよ本日NY市場で注目の米CPIが発表されますが、果たして市場はどう反応するでしょうか。

 


【最後にひとこと】

 

昨日、トヨタ、ソフトバンクGに続き、ホンダととも戦後の成長企業の代表格とされるソニーGが引け後に決算を発表、予想ほど悪くなく、更に自社株買いや1:5の株式分割を発表したことで、時間外の株価は大幅上昇で反応しましたが、ソニーと言えば、最近、米メディア大手の巨額買収報道を受けて、株価が急落していますが、その音楽、映画などのエンタメ、プレステに代表されるゲーム、祖業のAV、半導体の画像センサー、銀行、生損保など金融、ホンダと組んだEVなど、ゲーム1本の任天堂と比較すると、扱う事業は多岐に渡りますが、同じくコングロマリット化し、あのバフェットさんに見初められた三菱商事など商社株や、ライバルともいえる総合重機の日立製作所は事業の再編に見事成功し、株価は堅調に推移しているのと比べると、ソニーは、特に年初からの株価上昇に全く乗れておらず、かなり物足りない感じで、大企業病にさえ掛かっている印象ですが、果たして今後、ソニーは日立のように見事復活できるでしょうか。