日銀マイナス金利解除報道相次ぐも織り込み済み、円高反応ナシ、ドル円149円台回復 | FP754のCFP試験&1級FP試験独学合格対策ブログ

日銀マイナス金利解除報道相次ぐも織り込み済み、円高反応ナシ、ドル円149円台回復

皆さん、こんばんは。
FP754です。

このブログのメインテーマであるCFP試験。

次回の2024年度第1回試験に向けて、新たにCFP試験対策をスタートしています。

 

本日の時事・法改正は・・・

 


【時事・法改正】

 

【金融】

 

[日経新聞1面記事(Web刊)]

CFP試験分類:金融政策
出題キーワード:日本銀行金融政策決定会合、マイナス金利政策解除見通し、2024年賃上げ率33年ぶり高水準、2%物価目標、政策金利引き上げ2007年2月以来17年ぶり、大規模緩和から正常化へ

(FP754より)

<CFP試験対策>

現在、日米欧の金融政策は、日銀は長短金利操作付き量的・質的金融緩和の継続、マイナス金利解除観測、米FRB、欧州ECB利上げから現状維持への転換、利下げ観測浮上の流れですが、まさに昨年11月の前回試験、一昨年11月の3回前の試験、5回前の試験で日銀の金融政策、一昨年6月の4回前の試験で米FRB、欧州ECBの金融政策、以前の試験で米FRBの金融政策が出題されたのを始め、日米欧の金融政策は頻出なので、日銀の金融政策決定会合、米FRBのFOMC、欧州ECBの定例理事会における金融政策の決定事項はセットで、内容を確認しておいてください。

<視点>

来週火曜日に日銀は金融政策決定会合の結果発表で、今週の春闘賃上げを受けて、いよいよマイナス金利解除と金融緩和の修正に動く見込みで、この週末の海外市場で、報道が相次ぐも、日米金利差縮小による円高が進行するかと思いきや、すでに織り込み済み、更に金融緩和継続との見方から市場は全く反応しませんでした。

 

 

【相場】

日銀のマイナス金利解除報道が相次ぐもすでに織り込み済みで、円高反応ナシ、ドル円は149円台回復となりました。

日経平均はこれまでの上昇をけん引した半導体株がここ数日大幅安に見舞われていることもあり、一時下げ幅300円超となる反落、NYダウは今週発表されたCPI、PPIが相次ぐ強い結果となり、インフレ高止まりによる早期利下げ観測後退で、米長期金利が上昇していることが重しとなって、一時下げ幅300ドル超となる続落、ドル円は東証市場では148円台前半で小幅に推移していましたが、海外の欧州市場に入ってから、米長期金利の上昇を手掛かりに買いが優勢となり、148円台後半まで上昇、更にNY市場では来週の日銀金融政策決定会合でマイナス金利解除との報道が相次ぐ中、すでに先週のドル円尾大幅下落で織り込み済みとあり、市場は全く円高に反応せず、むしろ翌日の米FOMCでの米物価高を受けた早期利下げ観測後退の方が強く材料視され、米長期金利が高止まりしていることで、買いで反応し、149円台を回復する円安ドル高が進行しましたが、昨年までなら日銀の金融緩和の修正は最も円高を招く最大の材料だったにもかかわらず、今年になってその円高効果さえ限定的となり、もう年初の140円台さえ割り込むことはないのでは、と思わせるほどのドル円の強さですが、それでも市場が一方向に傾き時、ことごとく裏切ってきたのもまた市場なので、現在のところ、来週の日米金融政策は円安ドル高材料になりそうな雰囲気に傾いているように思えますが、果たして波乱はあるでしょうか。

 


【最後にひとこと】

 

昨日3月15日は2023年度確定申告の締切日でしたが、もうすっかり確定申告はe-Taxに加えて昨年からスマホアプリ納付も始まり、電子取引で申請、支払いと全て自宅で完結できる仕組みになっており、本当に便利になったな~と実感していますが、あと公共機関が提供する電子システムとしては、e-Taxは非常にわかりやすくて親切設計となっているのも好感が持てます。