日銀報道、米雇用統計を受けて、ドル円一時146円台半ばまで急落する円高ドル安進行 | FP754のCFP試験&1級FP試験独学合格対策ブログ

日銀報道、米雇用統計を受けて、ドル円一時146円台半ばまで急落する円高ドル安進行

皆さん、こんばんは。
FP754です。

 

このブログのメインテーマであるCFP試験。

次回の2024年度第1回試験に向けて、新たにCFP試験対策をスタートしています。

 

本日の時事・法改正は・・・

 

【時事・法改正】

 

【金融】

 

[日経新聞総合1面記事(Web刊)] 
CFP試験分類:海外経済指標
出題キーワード:米雇用統計、非農業部門雇用者数、失業率、平均時給


(FP754より)
<CFP試験対策>
国内の経済指標に関する問題は毎回出題されていますが、海外の経済指標も重要で、特に米雇用統計は、株式、金利、為替などの金融市場を最も動かすエネルギーがある経済指標で、一昨年11月の3回前の試験や以前の試験で出題されましたので、内容を確認しておいてください。
<視点>

2月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数は予想を上回ったものの、失業率は上昇、平均時給が予想を下回つたほか、前月の雇用者数が下方修正されたことで、発表直後、ドル円は上昇したものの、その後、大きく急反落し、一時2月初旬以来となる1ヵ月ぶりの146円台半ばまで円高ドル安が進行しました。

 

[日経新聞総合4面記事(Web刊)] 
CFP試験分類:国内経済指標
出題キーワード:内閣府、景気動向指数(速報値)、景気一致指数、景気先行指数

 

(FP754より)
<CFP試験対策>
国内の経済指標に関する問題は毎回出題されていますが、景気動向指数は最近こそ単独の設問での出題が見られなくなっているものの頻出で、昨年11月の前回試験で日銀短観や機械受注統計、昨年6月の前々回試験で消費者物価指数の選択肢として出題されたほか、一昨年11月の3回前の試験でも機械受注統計の選択肢として、5回前の試験では、しっかり基本問題が出題され、今後も連続して出題される可能性がありますので、内容を確認しておいてください。

<視点>

1月の一致指数は前月比で2ヵ月ぶりに低下、ダイハツ自動車の品質不正問題が重しとなり、景気判断も足踏みを示しているに引き下げたとのことですが、景気の先行指標である日経平均株価はバブル時の史上最高値を更新、更に節目の4万円台乗せを達成しましたが、変調の兆しも見られており、今後の景気動向は、今月の春闘が注目されます。

 

[日経新聞総合4面記事(Web刊)] 

CFP試験分類:国内経済指標
出題キーワード:財務省、国際収支、経常収支、貿易収支、所得収支、サービス収支(旅行収支)、経常黒字、資源高一服、円安進行

 

(FP754より)
<CFP試験対策>
国内の経済指標に関する問題は毎回出題されていますが、まさに昨年11月の前回試験で出題されたほか、一昨年11月の3回前の試験ならびに一昨年6月の4回前の試験でも出題、5回前の試験では国際収支ならびに世界各国の経常収支の比較が出題されたのをはじめ、国際収支関連は連続して出題されており、今後も出題可能性が高いので、内容を確認しておいてください。
<視点>

1月の経常収支は黒字を維持、資源高が一服し貿易赤字が縮小、インバウンドによる旅行収支が過去最大となったとのことで、ここにきて、ドル円は年初の140円台から150円台まで上昇する円安が進行後、今月の日銀会合での金融緩和修正観測から若干円高に振れていますが、経常収支の構造的変化は円安要因となっており、以前のように有事の円高が起こりにくくなっています。

 

[日経新聞総合4面記事(Web刊)] 

CFP試験分類:国内経済指標
出題キーワード:内閣府、景気ウオッチャー調査、街角景気、景気判断の分かれ目50

(FP754より)
<CFP試験対策>
国内の経済指標に関する問題は毎回出題されていますが、昨年11月の前回試験で日銀短観の選択肢と出題されたほか、以前の試験で珍しく2回連続出題されましたので、内容を確認しておいてください。

<視点>

1月の先行き判断指数は4ヵ月連続上昇したとのことで、いよいよ来週から始まる春闘による賃上げが更なる消費マインドの改善に向かわせることができるか注目されます。

 

[日経新聞総合4面記事Web刊)]
CFP試験分類:国内経済指標
出題キーワード:総務省家計調査、消費支出


(FP754より)
<CFP試験対策>
国内の経済指標に関する問題は毎回出題されていますが、家計調査は以前の試験で出題されたことがあり、消費支出も重要なので、内容を確認しておいてください。
<視点>
1月は実質で前年同月比減少、マイナスは11ヵ月連続ということで、やはり消費において賃金の伸びを上回る物価高の影響は大きく、消費の伸び悩みを招いていますので、来週の春闘による賃上げが注目されます。

 

 

【相場】

 

日銀報道、米雇用統計を受けて、ドル円一時146円台半ばまで急落する円高ドル安進行しました。

日経平均は前日のNYダウが続伸したことを好感し、上げ幅100円弱、4営業日ぶりに反発、NYダウは注目の米雇用統計が雇用者数は予想を上回りましたが、前月が下方修正、失業率は上昇と総じて弱い結果となったことで、早期利下げ観測が優勢となったことを好感する場面がありましたが、半導体株が急落したことで売り転換で、3日ぶり反落、ドル円は東京市場では安値を試す場面がありましたが、元の水準に戻り、NY市場の米雇用統計待ちで147円台後半で推移していましたが、欧州市場で、日銀が次回会合でマイナス金利を解除、新たな量的緩和政策の枠組みを検討との報道で出て、金融緩和修正策観測による円買いが出て、ドル円は一時146円台後半まで1円超の急落、更にNY市場で発表された米雇用統計が雇用者数は予想を打回ったことで、発表直後は上昇で反応しましたが、その雇用者数は前月分の下方修正、失業率の悪化を嫌気し、一転して急反落し、146円台半ばまで一段安となったところで下落は一服、週末のポジション調整も重なり、利益確定の買戻しが入り、147円台を回復して引けましたが、ドル円はこの3週間、ずっと150円前後で小幅に推移し動かなかったのですが、結局、150円台後半の高値を再三試すも抜けきらなかった上に、シカゴ投機筋ポジションが昨年10月に151円台後半の昨年来高値をつけた時の水準を超えるかなりの円売りポジションに積み上がっていたところに、米早期利下げ観測、日銀の金融緩和修正観測、米雇用統計の弱い結果とのトリプルパンチを受けて、久々の円高ドル安が進行、一気に146円台まで下落しましたが、今月最大のイベントである米FOMC、日銀会合は再来週とまだ1週間スパンが空きますが、その間に更なる円高ドル安が進行してしまうのか、日経平均が4万円後、反落しており、年初からの歴史的上昇の一旦の高値ピークをつけたか見極め段階に入りそうな状況でもありますが、果たしてどうなるでしょうか。

 

 

【最後にひとこと】

 

先月、日経平均がバブル時の高値を突破した2月22日、当コーナーで紹介した2005年最後に公表された長者番付で1位となったサラリーマンプロ投資家の清原達郎氏の著書”わが投資術 市場は誰に微笑むか”ですが、その発売日の3月1日(金)に入手することができ、土日の仕事の合間に読みふけって、3日目の今週月曜日に全て読み終えましたが、日経平均が史上初の4万円をつけるなどまさに歴史的渦中の現在、個人投資家でも十分参考にできる読み応えのある素晴らしい本でした。

特に、2005年当時100億円の報酬を得た後、2008年のリーマンショックで破綻寸前まで追い込まれるなど、想像しがたい紆余曲折を経て、引退時の800億円を達成されていたとは…本当に驚きました。

来週の企画もの記事で、久々に簡単な書評を載せてみようかと思っています。