使途不明金はハンドルの遊びです
こんにちは。横浜のFPひろです。
久しぶりにフルコースのライフプランニングをガッツリ行いました。
プランニングで作成する資料って結構なボリュームになります。
どのくらいのボリュームがあるかというと・・・資料にして40ページ以上。どんな資料だか興味ありますか?
ライフデザインに基づく必要額と、現状の分析、それらをすり合わせた時のご希望のライフデザインの実現指数、貯蓄推移予測、年金等社会保障に関する資料までを取りまとめたものです。
このような資料を作成するメリットは、将来生活していく上での経済的なマイルストーンが出来る事。
そして家計の中の使途不明金が発見できる事ですね。
良く家計に関するアドバイスを行うFPなんかは、とかく節約をという話をしがちですよね。
テレビなんかでも、食費やら光熱費やらとにかく節約指向で無駄を削れ~~~~!みたいな話を見たり聞いたりした事はあると思います。
確かに無駄を省くのも大事であるとは思いますが、まず節約ありきの家計では、日々の生活が窮屈になったりしませんか?
本来ファイナンシャルプランニングって楽しく快適な暮らしの実現のお手伝いをするためのものです。それが経済的な効率を優先してしまうようでは本末転倒。
節約は手段の一つであって目的ではありません。
それに生活費そのものに手をつける(節約の対象とする)のは、最終的にそうせざるをえない状況のときだけです。なので、いきなりそこに踏み込むのはいかがかな~と思うんですよ。
そこでポイントになるのが使途不明金。
使途不明なんて言い方をすると結構ヤバイ感じがしますけど、要は生活に必要では無い支出のことです。
食費を削ったり、衣服を削ったりって、生活の質が下がるので出来ればやりたくは無い。
って言うか、生活水準を下げるのってかなり苦痛じゃないですか?
でも、将来の目標や計画を達成する為に、この使途不明金の一部を準備に当てることは出来ますよね。
だって生活水準を下げずに済みますから。
「ウチは家計簿つけてキッチリやってるからそんなの無いよ」って方もいれば、「あ~~~なんか思い当たる」って方もいるでしょう。
この使途不明金、僕の経験上で言えば、全くゼロってご家庭はありません。
少ないご家庭でも年間30万円くらい。多いところだと100万円近くあったりするんですよ。
ただ、この使途不明金も全てを斬り捨てるわけにはいきません。
使途不明金ってキッチリしすぎていると、かえってスムースに扱えない、車で言えばハンドルの遊びみたいなものです。
コレがあることによって、日々の暮らしに彩りが生まれ、気持ちも豊かになったりしますから。
適度な”遊び”は必要です。しかし、それをどの程度にするのかは自分の意思で決められますよね。
だって、そうすることで実現する将来の姿がハッキリするんですから。
しかし、それじゃ一体どのくらいそんなお金があるのか?
コレばっかりはキッチリ診断してみない事にはわかりません。
ぶっちゃけライフプランなんて立てなくても、日々の暮らしは何とかなっちゃいます。ただ、将来にどんな影響が出るのかはわかりませんけどね。
何とかなると思いながらやってきて、いざという時に大変な思いをするのと、先を考えて準備しながら暮らすのとどっちが良いですか?知らずに損をすることと、知った上で選択することとどっちが良いですか?
ライフプランニングっていうのは、実はそういうものだったりします。
今すぐやらなくても大して困る事は無い。けど、実は重要だったりするもの。
やってみた上で実行するしないは自分で決めれば良いことです。
将来のために数時間を投資することで、選択の幅が広がるのであればやってみた方が良いですよ。
きっと面白い結果が得られると思います。
もしちょっとでもご興味があるのであれば、
financialprotection@hotmail.co.jp
までメールください。
いきなり高額な請求なんてしませんのでご安心を(笑)
基本的に相談無料ですから。
またもや国の借金問題
こんにちは。横浜のFPひろです。
またまたきましたね~この問題。
財務省は10日、国債や借入金などを合わせた2010年度末の「国の借金」の残高が924兆3596億円に達したと発表した。
これで国民一人当たりの借金は722万円になるそうです。
って嘘吐きだな~~~
なんで国民一人当たりなんて表現するのかね?
借金なんてした覚えないのに。皆さんもそうでしょう?
こういう表現をする連中の理屈って、政府の債務はいずれ税金で返さなくてはならないもの。そしてその税金を負担するのは国民。なので国民一人当たりなんておかしな表現に結びつける。
で、得意の家計に例えると云々。
あったま悪いんじゃんね~の?
この問題、記事にすると歯止めがかからないくらい長くなりますが、気になる人のためにわかりやすい説明をリンクしておきますね。
解決すべき問題は個々で違います
こんにちは。横浜のFPひろです。
最近このブログを訪れるキーワードに『シングル 保険』とか『30代 個人年金』などが目立ってきました。
個人的に心配していることを解決したいと検索されているのでしょう。
雑誌などの特集などをみると、30代子供二人とか40代シングルなど、いくつかパターンを設定していたりもしますしね。それらを参考にしつつ、自分の場合は?とお考えになっている様子が想像できます。
でも・・・
本当にそんな類型化したパターンは参考になると思いますか?
僕の場合、確かに保険設計で選択する商品など最終的に同じ様な選択になることも多々ありますが、それはあくまで結果論。本来皆さんが解決したい事って、人それぞれに違います。そしてその人の背景も同様ですね。
年齢、家族構成、職業、収入、考え方、趣味嗜好、今後の計画、本当に様々な要素が絡んで、誰一人として同じものはありません。
一定のある部分だけ同じということはありますよね。年齢とか職業とか。
でも、そこにフォーカスしすぎると、誤った選択をしてしまうことだってあるんですよ。
コンサルタントって、その様な個々の問題解決にあたるために存在します。
なので、上手く活用する事が出来るとより良い結果を得ることが出来るでしょう。
ただ、誰に聞くか?は重要ですよ。著書が多いとかメディアに良く出てるからとか、そんな基準で選ぶとイタイ目に遭いますのでご注意を。