お金を使うということは?
ちょっとわかりにくいですか?
いや~ちょっと考えてたんですよ・・・
お金を使う=消費
ですから、お金は使うと無くなるものという認識ですよね~
なんでこんなコト言ってるのかというと・・・
(またか!って言わないで~)
からこっち三橋さん
の『経済ニュースの裏を読め』ネタ、税制改正、と経済に関する話題に事欠かない毎日で・・・(;´▽`A``
今回の税制大綱も「財政赤字の拡大抑制を優先させた点は評価できる」などと、報道も相変わらずで・・・
政府が財政破綻を訴えるのはホントにわかっていないから・・・というのを最近知りましたよ。
なるほど・・・
てっきり分かっていながらわざと言ってるのかと思ってたのですが・・・
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(1)国家経済にはフロー(GDP)とストック(国家のバランスシート)がある
(2)フローにおいて「誰かの支出は、誰かの所得」である
(3)ストックにおいて「誰かの負債は、誰かの資産」である
はっきり言って「日本のインテリ層(自称)」は、この基本すら全く理解していません。
廣宮さんから「リチャード・クー氏が以前書いていた」話としてお聞きしたのですが、クー氏が政治家にバランスシート不況について説明して回ったとき、理解した人はわずかに三名だけだったそうです。
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以上三橋貴明さんの新世紀のビッグブラザーへ blog
より引用
(わずかに三名が気になる人は三橋さんのブログへGO!)
さて、お金を使うということ・・・
例えば僕が1冊1000円の本を購入したとします。
僕のお財布からは1000円が出て行ってしまいますね。
そして本屋さんには1000円の収入が発生します。
僕の手元には1000円の本が残ります。
お金の動きとしては僕の手元から本屋さんに1000円が移動したという事になりますね。
という事は・・・
お金は消えてなくなるわけではないですよね?
しかし・・・
一部の人たちは1000円が消えてなくなるという論法を振りかざし、財政破綻だ!と叫んでいるのです。
オカシイでしょ?
国債を発行するにしても、そのお金を何に使ったかが問題で、例えば『橋を架けました』ってコトであれば橋という資産が出来ますよね。現金を使えばその分何かに変わっているわけで、使ったお金の代わりに資産も出来るのです(全てがそうでは無いにしても)
発行残高だけを問題にしているというのはかなり頭が悪いとしか言いようがありません。
『景気が悪い』という事はお金が世の中を還流していないという事なんです。
つまりお金が誰かから誰かへと移動していってない。
お金の流れが停滞している。
このロジックが分かると国が赤字という事がデタラメだということが良くわかりますよね?
だって国債をいくら発行しても、日本の外(つまり外国に買って貰ってるということ)に発行しているわけではないのだから。
これがアメリカやアルゼンチンの様に外国に国債を引き受けてもらっているのであれば話は別ですが。
そういう意味では日本ってかなり特殊なケースです。
また、日本の場合は外から入ってくるお金と外に出て行くお金とでは圧倒的に入ってくるお金の方が多いのです。『貿易黒字』って言葉を聞いたことあるでしょう?
つまり国としては黒字なんですよね。
財政が大変なのは『日本政府』であって国ではない。
ここを理解できるとマスコミの報道が正しいかどうかが判断できます。
お金は所有者の間を転々としていきますが、ドロンと消えてなくなりはしません。
ここがポイントですね。
マスコミや世間の常識に騙されないように。