デフレって何よ?
え~っと・・・
(ってまだこのネタ引っ張るのかと言うツッコミはなしね)
三橋さん の『経済ニュースの裏を読め』の出版記念講演&サイン会に参加して、その流れで講演内容をシェアしようよってのが元々のお話。
本のタイトル見てもわかるように、経済に関して僕らが当たり前の様に思っていることは本当に正しいのか?
ってのが皆さんの共通認識だったりしたのですが・・・
新世紀のビッグブラザーへ blog を読んでいる方はもうご存知だと思うのでスルーしてください。
例えば、まだ来年度予算がハッキリしない状況ですが、新規国債の発行を44兆円以内にするとかしないとかツマンナイ事を言っておりますね。
『国債の発行』というとすぐに『国の借金』とかナントカ言って、ご丁寧に『国民一人当たりの借金がいくらだ』とか始まってしまうのですが・・・
これってホントだと思ってますか?
最近良く絡んでいる金融資産運用アドバイザー@FP中村さん もついこないだまではこんな記事書いてましたけど・・・
これの元ネタは日経NETなんですよね。
まぁ他の報道機関も同じように言ってますから、よほどの経済オンチか、そうでなければ悪質な誘導記事だと思ってしまいますが・・・
実際は『政府の負債』が860兆円と言う事で、政府=国ではありませんし、銀行に集まった我々のお金が国債を支えているので、私たちは債権者の立場なんですよ。簡単に言えば。
この問題だけではなく、一般に常識の様に語られている事って一体どこまでが本当なんだろうとか思いませんか?
新聞に書いてあったからとか、ニュースで言っていたから、有名な専門家が言ってたから・・・とそのまま鵜呑みにしてしまう事って結構ありますよね。
自分もほんの数年前まではそうでした。
で、デフレですね。デフレ、デフレ・・・
デフレで何が困るんでしょう?
デフレとはデフレーションの略で、調べると『持続的な物価の下落』とあります。要は物の値段が下がり続けるという事ですね。逆に言えば貨幣の価値が上がるとも取れます。
で、何が困るの?というと、物の価値が下がるのですから消費者からするとありがたいことの様にも思えますが、企業からすると、同じだけ(量のことね)物が売れても売上が少なくなるということになります。
売上が減れば、当然所得訓の分配としての我々の収入も少なくなります。
収入が下がれば当然お金を使わなくなりますよね。そして売れないからモノの値段がまた下がる。
この繰り返しをデフレスパイラルと呼びます。
このような状況、モノあまり(供給過多または需要の消失)という状況ですから、節約で乗り切ろうとしても根本的な問題解決にならないと言う事はわかりますか?
そう!節約はこの状況に更に拍車をかけるんですよね。
民主党が事業仕分けなんて茶番をやってましたが、まさに財政支出を抑えると言う、この曲面ではやってはいけない事に一生懸命になっていたわけです。
で、結局あれだけ大騒ぎして削った予算のはずが、実際にはほとんど意味が無かったって事になってるんですね。
過去を見ると橋本政権、小泉政権もこの方向で、景気回復は全く出来なかった。
小泉時代に救いだったのはIT産業が台頭してきた時期だったので、タイミング良く新たな需要が沸き起こったという事ですが、そのITバブルも崩壊となってしまい、頼みの綱が見つからないといったのが現状なんですね。
日銀は資金の流動性だけを上げても景気回復には繋がらないという、極まっとうな意見を表明しましたが、全くその通りで、市場に溢れ出たお金の行き先が無ければ結局意味が無いということを言ってるんです。
日本は決してお金が無いわけではないんですよ。寧ろ金持ち国家なんです。財政破綻なんてとんでもない。
しかし、お金の使い道が無いんです。だからお金が世の中を回らなくなって不景気になるんです。
こんな時ほど国が率先して事業を行い、雇用と需要を生み出す必要があるというのに・・・
なので、デフレを脱却するには反対の方向に行かなければなりませんから、今はインフレ方向に経済が動く事が望ましいと言うわけです。
すると・・・
日銀が国債を買いきりなんてすればハイパーインフレが起こるなんて、ありえないことを声高に叫ぶんですよね。メディアは・・・
騙されちゃいけませんよ!
っと講演の内容は聞いちゃいませんが、おそらくこんな話をしていたのではないかと・・・
(違ってたらすいませんm(_ _ )m僕の妄想です)
まあ他にもマスメディアというのは本当のところは一切伝えていないという事は多々あります。
何が言いたかったのかというと、正しいインプットをしないと正しいアウトプットは出来ないということです。
世の中、知らない人が損をして、そして誰もそれを助けてはくれません。
なので、僕らは自分の範囲しか出来ないけれど、正しい情報をアウトプットして皆さんのお役に立たなければならないんですよね。
そんなコトが出来るファイナンシャルプランナーになりたいというのが僕や中村さん、まりーなんだと言う事で。
今後も応援よろしくです。
あれ?デフレからオチはこんなところに(笑)
それではお後がよろしい様で・・・
珍しく長くなってしまいましたが、最後までお付き合いくださってありがとうございます!