少し前、後見人になったころに第一抵当権者の某銀行から電話があって
・もうすぐ住宅ローンが5回延滞になってしまう![]()
・6回延滞になると、債権管理会社に窓口が移る![]()
・催告書が届き、残債全額の現金一括での返済を求められる![]()
などの説明があった。
その時
「残債一括は難しいのはわかっていますので、
何とか一回分ずつだけでも、
毎月の支払いを継続していただけませんでしょうか?」と依頼を受けた。
延滞しているのはこちら側なのに、
銀行側が下手(したて)に出ているのが不思議だったけど![]()
もう払えません宣言
弁護士の先生と相談した結果、
もうすぐ住まなくなる家の住宅ローンを支払うよりも、
引越費用や破産申請の費用を手元に貯めておいた方が良いだろう![]()
ということで、
支払わない方針に決めた。
もちろんデメリットもある。
一括での支払いを求められた後は
残債全額に対して遅延損害金がかかる![]()
でも支払できない旨を銀行の担当者に伝えた。
「そうですか。わかりました」と
(ま、そうだよね)って感じの反応![]()
その後、任意売却の実務的な手続きについて淡々と説明が始まった。
仲介会社の担当者を伝える
任意売却の手続きの過程では
不動産仲介会社と銀行と、よく連携する必要があるよね。
そこで
「不動産会社から銀行あてに連絡があった時に、
債務者(被後見人)の債務の状況について
開示してもいいですか?」と聞かれた。
もちろんOK。
隠すものなんて今さら何もない![]()
「それなら不動産会社の担当者の名前を
予め教えておいてください。
媒介契約を結んだら、そのコピーも送ってください。
その方から連絡があった場合には、
債務の状況についてお教えすることができます。」
そりゃそうだよね。
銀行としても、知らない人に開示するわけにはいかない![]()
