鐘を撞くときの作法は12番焼山寺の鐘楼の前にありました。
再掲ですが
>鐘は祈願合掌一礼で一人2回までだそうです。
願文打鐘偈は最御崎寺にありましたので
写真や文の解析はその時にアップします
検索すると「願文打鐘偈」はあまり見つからず
よしきへ行こうさんがアップされた山口県玄済寺の写真にフリガナもありましたので
24番最御崎寺の写真をアップする前に
これを解析したいと思います。
読み
願文打鍾偈 がんもんだしょうげ
願以此鐘聲 遍法界 がんにししょうせい へんぽうかい
鉄囲幽暗 悉皆明 てっちゆうあん しつかいみょう
意訳
この鐘が全世界にもれなく響きわたり、
鉄山で囲まれた暗い世界がことごとく明るくなることを願う。
漢文の解読は大学入試以来です・・・
あくまで 弟子某甲の上っ面の解釈であることをご容赦ください。
解説(出典はグーグル先生などです)
願文 願を立てる時に、その趣意を記す文
偈 仏の功徳を称える4句からなる詩 正信偈など
以 ~で、用いて
此 これ
聲 声、響き
遍 もれなく、あまねく
法界 全宇宙・全世界
鉄囲 仏界や世界を取り囲む山 (天動説における世界の境界という意味と思います)
幽暗 奥深くてぼんやり暗いこと
悉 全部、ことごとく
悉皆明 ことごとく皆明るくなる
「全部がそれぞれ」という表現は時に見ます
懺悔文の「一切我今皆懺悔」の
一切と皆も同じような「全部がそれぞれ」という使い方と思います。
以上素人解釈を御容赦ください。