今回は2級学科問題31です。
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この予想問題を始めて読む方は、趣旨をご理解の上取り組んでいただければ効果的です。
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+ + + + + + 12年9月9日実施 FP技能検定 2級学科試験 予想問題 + + + + + +
【問題31】
●本命予想問題(11年5月(31)出題)
所得税に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.所得は、その発生形態別に、事業所得や給与所得など10種類の所得に分類される。
2.一時所得の金額および雑所得の金額は、その2分の1に相当する金額を総所得金額に算入する。
3.退職所得および山林所得は、申告分離課税の対象となる。
4.土地や建物の譲渡に係る譲渡所得の金額は、申告分離課税の対象となる。
【解答】2
1)適切
2)不適切
一時所得は総合課税され、その2分の1の金額が総所得金額に算入されるが、雑所得は総合課税され、その全額が総所得金額に算入される。
3)適切
4)適切
【出題傾向】問題31から問題40の10問はタックスプランの問題。2級は所得税以外の問題も多く出題される。直近問題(12年5月出題)は下記の通り「所得税の基本事項」であった。学科問題31はほぼ「所得税の基本事項」からの出題になり、今回(9月9日)の本命予想問題も「所得税の基本事項」の出題とした。
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●参考 直近問題(12年5月27日出題)
所得税に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.建物の貸付けに係る不動産所得は総合課税の対象となる。
2.土地の譲渡に係る譲渡所得は総合課税の対象となる。
3.株式の譲渡に係る譲渡所得は総合課税の対象となる。
4.退職所得は総合課税の対象となる。
【解答】1
1)適切
2)不適切
土地の譲渡に係る譲渡所得は分離課税の対象となる。
3)不適切
株式の譲渡に係る譲渡所得は分離課税の対象となる。
4)不適切
退職所得は分離課税の対象となる。
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●本命予想類題1(11年1月(31)出題)
所得税に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.所得税は、原則として、1月1日から12月31日までの期間に生じた個人の所得に対して課される税金である。
2.所得金額の計算上、収入金額に計上すべき金額は、その年において収入として実際に受け取った金額であり、原則として、年末における未収入の売上代金は含まれない。
3.事業所得の金額の計算上、必要経費に算入すべき金額は、原則として、収入金額に係る売上原価およびその年における販売費や一般管理費などである。
4.所得税の確定申告書は、原則として、所得が生じた年の翌年2月16日から3月15日までの期間に、納税地の所轄税務署長に提出しなければならない。
【解答】2
1)適切
2)不適切
原則として所得税の計算上収入金額に計上すべき金額は、その年において収入すべき権利が確定した金額である。このため年末までに未収入になっていた売上代金も含まれる。
3)適切
4)適切
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●本命予想類題2(12年1月(31)出題)
所得税の原則的な仕組みに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.所得税は、原則として、個人が1月1日から12月31日までの期間に得た所得に対して課税される。
2.所得税は、所得を発生形態別に10種類に区分して計算する。
3.所得税は、所得の性質や社会政策上の観点から、課税対象とするには不適当と認められる所得については非課税所得としている。
4.所得税は、納税者の申告により、税務署(長)が所得や納付すべき税額を決定する賦課課税方式を採用している。
【解答】4
1)適切
2)適切
3)適切
4)不適切
所得税は、納税者の申告により、税務署(長)が所得や納付すべき税額を決定する課税方式は申告納税方式。賦課課税方式は納税者の申告ではなく、「国・地方自治体」などが税額を確定する納税方式のこと。
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●本命予想類題3(10年9月(31)出題)
所得税の原則的な仕組みに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.所得税では、所得を発生形態別に10種類に分類し、それぞれの所得ごとに定められた計算方法により所得の金額を計算する。
2.所得税では、納税者本人が税額を計算し、申告納付する申告納税方式を採用している。
3.所得税額の計算では、課税総所得金額が多いほど税率が高くなる超過累進税率が採用されており、最低税率は10%である。
4.所得税の確定申告は、原則として、所得が生じた年の翌年2月16日から3月15日までの期間に行わなければならない。
【解答】3
1)適切
2)適切
3)不適切
3.所得税額の計算では、課税総所得金額が多いほど税率が高くなる超過累進税率が採用されており、最低税率は課税される金額が195万円以下の場合の5%である。
4)適切
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●第2予想問題(10年5月(31)出題)
わが国の税の種類と分類に関する下記の表の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
税の種類 課税主体 課税客体 直接税/間接税
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所得税 ( ア ) 所得 直接税
法人税 国 ( イ ) 直接税
消費税 国および地方公共団体 消費 ( ウ )
(含む地方消費税)
1.(ア)国 (イ)所得 (ウ)間接税
2.(ア)国 (イ)資本金 (ウ)直接税
3.(ア)地方公共団体 (イ)所得 (ウ)直接税
4.(ア)地方公共団体 (イ)資本金 (ウ)間接税
【解答】1
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