貯金といえば、旅行など楽しみのためにするものもあれば、住宅ローンの頭金や教育資金、老後資金など将来の暮らしのためにするものもあります。
だから、貯金を取り崩すことは、なんとなくいけないことのように思われがちです。
老後の年金生活になれば、貯金を少しずつ取り崩して生活するものなのですが、そんな場合でも、貯金の取り崩しはいけないことだと思う人も少なくありません。
でもね、タブーと思われる貯金の取り崩しも、時には大事なこともあるんです。
先日受けたのは、一時的に子どもとの時間を作るため、どれくらいまで貯金を取り崩していいのかという相談でした。
そのとき私は、いざというときのための緊急資金と子どもの教育費の目安を提示して、使ってもいい貯蓄分をお伝えしたのです。
この相談を受けて思ったのは、貯金を補てんすることができるのなら、ある程度は取り崩しても大丈夫だということ。
事前に、どこまで取り崩しができるのかをちゃんと確認しておくのが大事。
そして、働いて補てんする意思があるのであれば、一時的に貯金を取り崩して生活しても、なんとかなるものなんです。
貯金の取り崩しをいけないことと思い、自分のやりたいことをセーブするのではなく、取り崩しできる範囲を確認することが重要。
そうすることで、自分のやりたいことや望むライフスタイルは実現できます。
大事なのは、家計と向き合うこと。
面倒な作業かもしれませんが、家計と向き合うことで、理想のライフスタイルを実現する道は見えてくるものだと思います。
お金と向き合うのは面倒だなと思うときは、FPがお手伝いをしますから、身近なFPにご相談くださいね。
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