【新刊の内容公開!】⑤一戸建てとマンション、賃貸と持家、どちらがお得ですか? | TSPコンサルティング株式会社 代表の公式ブログ「多少論争」

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保険・金融商品を販売しない、ユーザーサイドに立った提案で活躍中の独立系 付加価値評論家

不動産管理会社時代の経験値がベースに、経済の見方に+αを筆者が付け加えたスパイシーで、奥行のあるブログの予定です。

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ファイナンシャルプランニングという考え方で、個人法人合わせて延500件以上のコスト削減実績


ファイナンシャルプランナー(FP)として、講演・セミナーを年間150件以上実施

TSPコンサルティング株式会社 代表取締役

佐藤 毅史(さとう つよし)です。



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新刊
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の一部内容の公開!

本日は第5回目です。

未だの方、忘れてしまった方は

第1回目

【新刊の内容公開!】①どうすれば株で儲けられますか?


第2回目

【新刊の内容公開!】②株がダメなら、不動産投資はどうですか?


第3回目

【新刊の内容公開!】③電子マネーの賢い使い方を教えてください。


第4回目

【新刊の内容公開!】④どんな保険に入ったらいいのか教えてください。


改めて、本日は第5回目。


36個の知恵の中の13こ目の内容です。



QUESTION
→一戸建てとマンション、賃貸と持家、どちらがお得ですか?


ANSWER
→その前に、どんな人生を送りたいですか?


《解説》


日本は‘新築信者’が多いですよね。

新築信者とは、新築物件をやみくもに良いものだと信じている人たちです。大いに結構ですが、新築は買った途端に価値が3割下がる事をご存知ですか。

これは有名な話です。

たとえば、新築で夢のマイホーム3000万円で買ったとします。それを翌日に売ると想定しましょう。すると、市場はせいぜい2000万円でしか売れません。

なぜかというと、そもそもその新築に3000万円も価値がなかったからです。新築物件にはいろいろな手数料が乗っかっていて、購入価格が物件そのものの価値ではないんです。


ですから、とりあえず新築でという考えは一旦おいておきましょう。その前に考えるべきことがあります。あなたのライフプランです。

今あなたは30歳だとします(私はそうです・笑)

35年の住宅ローンを組むと返済が完了するのは65歳です。築35年の住宅に、その後どれくらい住み続けられるのでしょうか。

何が言いたいかというと、自分の寿命が仮に85歳だとしたら、今から残りの55年間、その一戸建てやマンションに住み続けられるのか?

ということです。家を買うことをゴールにしてはいけません。家は維持してこそ意味をなします。



「買い時だから買う」は大間違い


不動産会社はいつでも「買い時は今だ!」


といいます。消費税がアップするときなどは、

「増税前の今がチャンスです!」

と言い、増税したら、

「今ならすまい給付金が出るので、買い時です!」


と言うんです。

どっちやねん!!

とツッコミを入れたくなります。

「すまい給付金」とは、国土交通省が消費税増税分の補填として最高30万円を現金で払います、というものです。でも、あなたはお金が戻ってくるから家を買うのでしょうか?
本質とずれていますよね。

家は‘家族の拠点’です。

自分の生きがいや、家族の生きがいを生み出す場です。増税前で安く買えるからとか、

「すまい給付金」の30万円をもらうために買うようなものではないのです。


ですから、自分のこれからのライフプランを考えて、どんな家が自分には適切なのかを先ずは考えてみて下さい。特に、家族形態がある程度固まるまでは、本来家を持つべきではありません。


自分のモノなのに、自分では何も出来ないのがマンション


不動産業界では当たり前の話ですが、マンションは築20年を超えるとめっきり売れなくなります。戸建であれば、建物をつぶせば土地が残りますし、土地も売ることが出来ます。しかし、マンションは自分の部屋だけを壊したり、土地持分だけでの売却など出来ないのです。

建て替えには全住民の5分の4(80%)の賛成が必要になります。つまり、

自分のモノなのに、自分の意思では何も出来ないんです。そんなもののために35年のローンを組んで購入するなんて、果たして意味があるのでしょうか?



賃貸と持家を比較するのは価値基準を持ってから


賃貸と持家のどちらが得か、と云う議論もよくあります。

同じ金額だとしたら、賃貸の方が物件としてのレベルは高くなります。いろいろな手数料を支払わない分、結果として賃貸の方が良い物件になるのです。


かといって、持家には安心感という目に見えない満足度と言うものもあります。しかし、賃貸の様に簡単に転居する事も難しく、ご近所トラブル等にも巻き込まれる可能性もあります。

両方のメリット、デメリットが自分にどんな影響をもたらすのかを考慮して、これからのライフプランを考えた上で購入するのがベストなんですよ。


家選びは人生選びなんです。


家によってその人の人生は本当に変わります。すっごく大事な決断なんですよ。


それと、忘れていけないのが、家を買うと漏れなくついてくるものがあるということ。

家族の笑顔!?


いえいえ、そんな可愛らしいものではありません。

またまた、国からのご案内が届きます。税金の徴収です。


せっかく買ったマイホームですが、高い買い物で不動産会社を儲けさせて、ローンを組んだら金融機関に高額の利息を払い、挙句の果てには税金徴収がやってきます。
(末恐ろしい・・・)


不動産取得税、固定資産税、都市計画税(一部自治体を除く)です。

この中で固定資産税は、国に土地の利用料金、いわゆるレンタル料を払っているようなものです。住宅ローンが終わって家が自分のモノになっても、滞納したら即物件を差し押さえられます。

日本国民は総じて、国から注射針を刺されて、血液(お金)をじわじわと死なない程度に抜き取られているようなものです。

家を買うことが損だとは思いませんが、自分の中でちゃんとした価値基準を見出した上で買わないと必ず損をすることになります。




《結論》


人それぞれなので、不動産会社のセールストークを鵜呑みにしないで、自分がどういう人生を送りたいのかを考えましょう!!



明日も、章立てした内容を少しずつ公開しますので、乞うご期待!!

いよいよ、金曜日までのこり3日!!

発売まで待ちきれませんね(笑)



最後まで購読いただき、ありがとうございます。


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付加価値評論家® 佐藤 毅史