このごろテレビコマーシャルでよく見る、「繰上返済はもう古い。預金連動型住宅ローン」を検証してみたい。
例えば1000万円のローンを金利3%で組むと、1年目の利息は
→1000万円 × 3% = 30万円
(説明の便宜上少し乱暴な計算式になっています)となるが、この新しいローンの場合、普通預金にある金額の分だけ利息を支払わなくてよいとのことである。
例えば、100万円普通預金に預けていると1年目の利息は
→(1000万円 - 100万円) × 3% = 27万円
となり、1年目の返済額が上記例の場合3万円も軽減されるという画期的な仕組みである。
ただ注意していただきたいのが、提示している金利が他の主要金融機関より高いようである。
(例えば、団体信用生命保険料は提示している金利に含まれていないなどの理由がある)
従って、他のローンと比較する場合は、毎月の返済額のトータル、保証料、団体信用生命保険料、事務手数料などを全て合算した金額をベースにする必要がある。
(他の主要金融機関は優遇金利が充実しており、3000万円・借入期間30年・当初10年間金利固定で実際に試算したところ、総支払額は“繰上返済はもう古い”の方が多い結果を得た)
そして何よりも大事なのが、住宅ローンを組んだ後の資金ニーズ(子どもの教育費や自動車買換え費用、更には老後の生活資金の準備)がいつ・いくらなのかを明確にし、それに対して今まで積み立ててきた貯蓄額と、今後の貯蓄ペースを確認し、繰上返済を含めた住宅ローン返済計画を立てることが大切である。
さまざまな金融商品の「目先のお得感」に惑わされずに、しっかりマネープランを立てた上で、そのプランに合った金融商品の選択を心がけていただきたい。
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