住宅ローンの支払いが60歳、70歳過ぎまで続くという方はたくさんいるでしょう。そんな方は繰上返済をしてできるだけ早く返し終えたいと検討しているかと思いますが、繰上返済には「期間短縮型」と「返済額軽減型」の2種類があります。
漢字を見ればなんとなく意味は分かりますが、なんとなくしか分からないのでちょっと確認しましょう。

期間短縮型は、文字通り返済期間が短くなります。
なぜ短くなるのでしょうか?

繰上返済をすることにより借入金が減ります。それでも毎月同じ金額を返していくので、早く返し終えるということです。

<利子を考慮せずに例をみてましょう>
親に100万円を借りて毎年10万円ずつ10年間で返してたとします。5年経って残り50万円になった時に、お金が少し貯まったので20万円繰上返済しました。借金が残り30万円になりました。その後も毎年10万円のペースで返していくので、返済期間も残り3年に短縮されることになりました。

一方返済額軽減型ですが、毎月の返済額が少なくなります。
なぜ少なくなるのでしょうか?

こちらは、繰上返済をして借入金が減るのに、当初と同じ期間をかけて返していくからです。

<例>
上記例と同じように、親に100万円借りて毎年10万円返していました。5年経って20万円を繰上返済し借金が30万円になりました。今回は借金は減っても借り入れ期間を変えないので(=残り30万円を5年かけて返済する)、毎年の返済額が6万円に軽減されることになりました。

違いが分かりましたでしょうか?

では、どちらのタイプがその後支払う金額が少なくなるでしょうか?
これは、金利を考慮に入れて考えなければいけません。
期間短縮型は残り30万円を3年で、返済額軽減型は残り30万円を5年かけて返済します。
例えば金利10%で計算してみてください。