時々「住宅ローンの繰上返済と住宅ローン控除、どっちがお得なの?」という質問を受けます。

検証してみましょう。


(例) 借入金額:2000万円、 期間:30年、 金利:3%
100万円の繰上返済をする場合で見てみます。


まず住宅ローン控除に関して、ざっとおさらいしましょう。


平成21年に住宅を購入し入居し、住宅ローンを組んだ場合、10年間にわたって


その年の末の住宅ローン残高×1% (上限50万円)


の所得税が毎年戻ってきます。ですから、ローンの残高が多ければ多いほど、戻ってくる税金も多いのです。

ということは、100万円繰上返済すると、その分ローン残高が減るので戻ってくる税金も減ります。

① これを踏まえて、100万円を繰上返済せずに、その分住宅ローン控除を受けた時の効果は:

100万円 ×1% × 10年 = 10万円

になります。

② 一方、繰上返済を100万円1年目にした場合と、10年間住宅ローン控除を受けるためにとっておいて10年後にした場合の金利負担軽減効果の違いとはどうなるでしょうか。概算ですが、

1年目に100万円繰上返済した場合の金利負担軽減効果  :約130万円
10年待って100万円繰上返済した場合の金利負担軽減効果:約76万円

差額→約54万円


従って上記例の条件で検証した場合、

住宅ローン控除の効果 : 繰上返済の効果→ 10万円 : 54万円

となり、繰上返済に軍配があがりました。

住宅ローンの金利が3%と、住宅ローン控除率1%を上回るので、当然といえば当然ですよね。