今日は、70歳になる親父の手術の日です。
病名は「胆のう結石」です。
内臓にある胆のうの中に石(胆石)ができて、
それが溜まって炎症を起こし激痛が走る症状。
実はこの病気、ちょうど一年前に
僕も発覚して手術をしました。
ただ、親父の場合は、もう少し複雑で
「総胆管結石」といって
胆汁が流れる総胆管の中にも胆石が詰まっています。
この病気の症状は、
そらもう、すこぶる痛いです。
その痛みは、食後30分後くらいから発生し、
寝転ぼうが、四つんばいになろうが、楽になる体勢がなく、
みぞおちから、さしこんでくるような痛みが全身を襲います。
ある時、セミナー受講生の女性の方から
「私も胆石なりましたけど、陣痛より痛かったです。」
と聞きました。
その方は二人のお子さんが居られますが、
出産より胆石の方が痛い!と断言していました。
僕の場合、手術は『内視鏡手術』と言って
お腹を切らずに4箇所穴を開けて
そこからカメラを入れて、胆のうを摘出する方法で
2時間30分ほどで終わりました。
親父の場合、内視鏡でできるかお腹を切るか、
五分五分でした。
お昼過ぎの3時前から手術が始まりました。
3時間後、看護士さんから、
「開腹手術になりました。もう少しかかります。」
と告げられました。
それから、3時間、4時間
・・・
・・・
5時間
・・・
・・・
6時間・・・
と経過し、さすがに
ウロウロしながら心配のピークになった頃、
すでに、時計は夜の10時前、
手術から7時間経っていました。
と、そのとき
「先生がお呼びです。」
と連絡が入り、
執刀医の先生から無事手術終了のご報告がありました。
胆管に長年へばりついた胆石を除去するのに
手こずったということでした。
意識が少し戻った親父に
「オトン、よー頑張ったなー!
悪い石、全部取れたわ。
後、30年十分元気で生きれるわ!
ほんでなー胆のう見せてもらったけど
キレイな胆のうやったぞ!」
と言うと、
親父はかすれた声で
「それ、・・返して」
と笑顔で冗談が出て、はじめてホッとしました。
先生方に深くお礼言い、病院を後にしました。
いやーけどほんま手術を待ってる方もたいがい疲れますねー。
まあ、良かった、良かった、です。
皆さんもくれぐれも健康には気をつけてください。
最後までお読みいただいてありがとうございます。