お金の悩みから卒業するきっかけになりたい… Re:sta
2017年ノーベル経済学賞リチャード・セイラー教授によって提唱された「ナッジ理論」
「行動科学の知見を活用し人々が強制的にではなく、よりよい選択を自発的に取れるようにする方法」を生み出すための理論。ナッジ(nudge)とは、「(注意を引くために)そっと突く、そっと動かす」という意味の英単語です。
長年幹線道路沿いのトラック運転手などからの空き缶やペットボトル等のゴミの不法投棄に悩んでいた自治体は2種類の異なる看板で実験しました。
ひとつは「不法投棄で逮捕されます」、もう一つは「防犯カメラで特定中」
結果は…
「逮捕」では全く減らなかった一方、「防犯カメラで」の看板周辺はほとんどゴミがなくなったという事例が報告されています。
私はマネーバランスクリニック相談でも、この「ナッジ理論」を活用しています。
Easy（簡単／簡潔）
シンプルなメッセージで伝える、かかる面倒や手間はできるだけ少なく設計する
=家計決算書の項目は管理したい項目以外はシンプルに
Attractive（魅力的／印象的）
お金以外の報酬を用意する、ポイントなどを無料で与えて失効期限を付けるなど
=:決算結果が良かったら思いっきり褒める。悪かったら思いっきりハッパをかける
Social（社会性）
みんな同じことをしているという社会規範を示す
=「みんな家計決算を継続してますよ」とさりげなくアナウンス
Timely（タイムリー／タイミング）
適切なタイミングに情報を提供する
=人生の先輩会員さんから学んだ情報を次の世代に情報提供！
いかがですか？さりげなく、誘導されているような気がしてきましたか？
高額な費用をかけずに、大きな効果を生むことができる有用なナッジ理論は、人々や社会をより豊かで幸福な方向に導く力をもっていると思っています。
みなさんも「ヒジでちょんと突かれて」豊かな人生目指していきましょう！
ゴミでできた「瀬戸内国際芸術祭」もナッジ理論の活用ですね
右肩上がりの人生
の人生をご一緒に
… Re:sta