「iDeCoの運用商品を選ぶ」・・・今日から投資信託について考えてみましょう。
投資信託は元本確保型商品に比べて、「元本確保も元本保証も無い」代わりに、大きく増える可能性もある商品です。何だか、博打みたいにも思えますね。
しかし、「リスクを取る」という言葉でも言い表されるように、まずはリスクを正しく理解することから始めましょう。
【講師】相続・資産承継に役立つ!生命保険の活用の仕方
企業型DC(企業型確定拠出年金)で、「元本確保型商品だけ」を選ぶ加入者の割合が「8割以上」の企業は5.0%だそうです。(企業年金連合会確定拠出年金実態調査2021年度より)。
察するに、企業型DCの場合、運営管理機関等に払う手数料は企業(勤務先)が負担するでしょうから。確定拠出年金で大きなパフォーマンス(運用成果)を挙げなくとも、「手数料分がマイナス」になる心配は無いのかも知れません。
企業型(企業型確定拠出年金)で元本確保型商品を選ぶ割合について考えてみます。
例えば、50~59歳では51%です。
以下は、企業年金連合会のサイトから引用した「確定拠出年金統計資料」に載っている「(iDeCoの)年代別商品選択割合」です。
解約控除のある保険(生命保険・損害保険)を選ぶ割合が多いのは「50~59歳」で10.8%、
「60歳以上」になると20.2%ですが、49歳以下になると1割にも足りません。
また、預金を選ぶ割合は年代に比例して増えているのが分かります。
iDeCoは、掛金が全額所得控除なのがメリットですが、手数料も自己負担です。
「所得控除による節税効果」と「手数料の額」を比べて、節税効果の方が勝っているのでしたら、元本確保型商品のみの選択でも良いかもしれません。特に手数料は定額制ですので、掛金の額が少ないと手数料の負担感が増してきます。その手数料の負担感をリカバリーできるのは元本確保型商品ではなく、投資信託等の運用商品ということになります。

(出所)企業年金連合会 確定拠出年金統計より
【講師】相続・資産承継に役立つ!生命保険の活用の仕方
iDeCoのメニューには元本確保型商品として「定期預金」と「生命保険・損害保険」があります。以下、比較のまとめです。
利率の比較
定期預金<生命保険・損害保険
目的の比較
定期預金・・・投資信託に投資するまでの資金の待機場所。
生命保険・損害保険・・・少なくとも60歳まで続ける。
性格の比較
定期預金・・・元本保証
生命保険・損害保険・・・元本確保
ペナルティの比較
定期預金・・・中途解約利率(元本は減らない)。
生命保険・損害保険・・・中途解約利率(元本が減る)。
【講師】相続・資産承継に役立つ!生命保険の活用の仕方
来る5月7日(日)、ビジネス教育出版社主催のセミナーで講師を務めます。
お申し込みお問い合わせはビジネス教育出版社まで、お電話で03-3221-5361。
以下、セミナーのアウトラインです。
タイトル:相続・資産承継に役立つ!生命保険の活用の仕方
講師:大泉稔
実施日:5月7日(日)
時間:14:00~17:00
主催:株式会社ビジネス教育出版社
会場:ビジネス教育出版社セミナールーム(アクセス)
受講料:5,500円(消費税込み・領収書ご用意します)。
単位:相続事業承継3単位
概要:相続と生命保険の基本について 生命保険を相続という場面に絞って見ていきます。サラリーマン世帯については生命保険の受け取り時について、不動産オーナーは資産の承継に、生命保険をどのように活かすか、そして、さらに受取人に絞って生命保険を見ていくことにします。
サラリーマン世帯に相続が発生した場合と生命保険
1.収入保障保険
2.医療保険など生前給付の保険
3.住宅ローン(団体信用生命)について
不動産オーナーの資産承継と生命保険
4.いわゆるStockRich層の生命保険について
5.不動産仕分けと変額保険の活用
6.一時払い終身保険の活用
7.贈与向けの生命保険商品
8.会社と生命保険
受取人ついて
9.受取人と課税
10.受取人の変更
11.人身傷害保険について
12.外貨建て生命保険について
13.同時死亡の推定
14.特別受益について
お申し込みお問い合わせはビジネス教育出版社まで、お電話で03-3221-5361
iDeCoの元本確保型のメニューの中には損害保険が用意されていることがあります。
運営管理機関が損害保険会社の時に多いようです。
iDeCoのメニューの中にある損害保険は「不慮の事故による死亡の場合、保険金が積立金に10%上乗せされる」という、損害保険らしいインセンティブが付いています。しかし、このインセンティブの「10%」ですが、いかほどの額になりましょうや?まして、日本人の死亡原因のうち「不慮の事故」は、例年、2.5~3.0%ほどです。しかも、不慮の事故で亡くなった人のうち、9割強が65歳以上の人です。交通事故で亡くなる人も3,000人を下回っています。
なお、iDeCoのメニューの中にある損害保険は「ケガによる補償」や「病気死亡の補
償」がありません。
【講師】相続・資産承継に役立つ!生命保険の活用の仕方
iDeCoの元本確保型のメニューの中には損害保険が用意されていることがあります。
運営管理機関が損害保険会社の時に多いようです。
iDeCoのメニューの中にある損害保険は「不慮の事故による死亡の場合、保険金が積立金に10%上乗せされる」という、損害保険らしいインセンティブが付いています。しかし、このインセンティブの「10%」ですが、いかほどの額になりましょうや?まして、日本人の死亡原因のうち「不慮の事故」は、例年、2.5~3.0%ほどです。しかも、不慮の事故で亡くなった人のうち、9割強が65歳以上の人です。交通事故で亡くなる人も3,000人を下回っています。
なお、iDeCoのメニューの中にある損害保険は「ケガによる補償」や「病気死亡の補
償」がありません。
iDeCoの運用商品で生命保険を選んだとしましょう。
毎月、拠出する掛金を生命保険に充てるとします・・・「毎月、別の一時払い生命保険を買っている」イメージなのです。
この生命保険を解約(スィッチング)すると解約控除のペナルティがあります。満期まで続けて解約控除の無い「元本保証」なのです。満期とは60歳です。
【講師】相続・資産承継に役立つ!生命保険の活用の仕方