いな穂です。
選挙の結果は想定通り、というところでしょう…。

しかし、(定数の削減はあったにせよ)自民党は議席を減らしたのは事実です。
それに選挙の前は「自民単独で3分の2に」とか「与党は300議席をうかがう」などという
「報道」もありましたが。
投票箱のフタを開けてみれば、選挙前の「報道」には及びませんでした。
今回の選挙は果たして「与党の勝利」と言えるのでしょうか?

また、民主党幹事長や生活の党の党首など、自民党は「落としたかった大物」
を落とすことができていません。

ところで、野党第一党の民主党は100議席に及ばず、党首も落選。
しかし、「2桁の伸び」でした。
選挙前の報道では「70議席の見込み」と聞いておりましたが、
投票箱のフタを開けてみれば73議席です。

自民党の小さな敗北、民主党の大きな勝利と、私は観ております。
果たして株式市場は、どのように評価するのでしょうか?


富裕層を顧客に持つFPは、今回の選挙結果で安堵したことでしょう。
また、株高&円安の恩恵を受けた投資家の皆さまは、ますます意気軒昂なことでしょう。

しかし、FPであれ、投資家であれ…『ホンモノのプロ』を名乗るなら。
ダレが政権を担おうが、どの党が与党になろうが、
与党がどのような勝ち方をしようが…。

常に同じパフォーマンスを挙げて当然だと思う。

「与党が公示前と同じ議席を確保して、ホッとしました」という人はホンモノのプロなのか?
選挙の後だからこそ、見極めるのに良い機会なのかも知れない。