富山県の北陸自動車道の小矢部川サービスエリアで起きた宮城交通の夜行バス衝突事故
(記事はコチラ)
で、お亡くなりった方にお悔み申し上げます。
また、お怪我をなされた皆さまにお見舞い申し上げます。

事故を惹起したドライバーについては
「11日間連続の勤務」
「睡眠時無呼吸症候群の可能性」
という言葉が並んでいます。

私も、サラリーマン時代に運行管理者と衛生管理者をしておりましたが…。

ドライバーの健康管理というのも、なかなか難しいものです。
巷とは異なる過酷な勤務体系です。
それゆえ、食生活も乱れがちになります。

そんな実状に合わせるかのように
定期健康診断も「1年に2回」の受診が義務付けられています。
その
健康診断でナンラかの「有所見」でヒットしてしまう率が高くて(-_-;)。

健康状態が原因で事故が起きる…ことを未然に防ぐために。
私もサラリーマン時代に
労災保険の二次健康診断等給付詳しくはコチラ)」の活用を提案したことがあります。

要するに、
労災保険の予算で、人間ドック並み(?)の詳しい検査を行い、
「キチンと対策を立てましょう」というものですが。

健康状態に起因して、大事故を起こし、
莫大な支出や企業のイメージダウン、
さらに行政処分を受けるくらいなら…。
と思って、会社に提案したのですが。

「この健康診断を受けることで、仕事ができなくなる
ドライバーが出ると、会社として補償しなければならない。
また、ドライバーが不足するかもしれない。
労基に余計な記録を残したくない」
ということで、
私の提案は一蹴されました。

今、このタイミングで提案したら…受け容れてくれるものなのでしょうか?