もう、ナン年前のことだろうか?
「天地人」と言う大河ドラマがあった。
妻夫木聡さんが主人公の直江兼続を演じていた。

直江兼続は、
時の権力者である徳川家康に「直江状」なる挑戦状を送ったものの…敗れた。
そして、
直江兼続が仕える上杉景勝は120万石の大大名から
30万石の一大名に転落し、居城も会津から米沢に追い遣られてしまった。

つまり、上杉景勝は敗軍の将になってしまったのだ。

私は、大河ドラマが「敗軍の将」をどのように描くのか、とても楽しみにしていた。
観ていて驚いたのは…。
上杉家の旗指し物を先頭に、堂々と米沢に進む上杉景勝の一向。
とても「敗軍の将」とは思えなかった。


米沢に遷った上杉家は、再び直江兼続が指揮を執って再建を試みる。
再建が成ったところで直江兼続が亡くなる。

「敗軍の将」から…見事な立ち直りだ。