判決を待つまでもなく死刑は間違いないだろうと思っていた。
それは犯した罪によるものでは無いとも思っていた。
そもそも…日本の刑事思想は「応報刑」なのだから。


生活の安定と政策の浸透を約束した義務教育は明らかな敗北だ。
長引く不況下で増える犯罪の件数が、その全てを物語っている。


そして行き着くところが応報刑だ。
応報刑では犯罪は減らない…むしろ犯罪のリピートを生むだけだ。


犯罪者一人に全ての罪を着せ、死刑を執行し、
遺骨の引き取り手も無く、墓も残らず、事件は風化し…。

これでは、同じような犯罪や事件は役者を代えリピートされるであろうし、
第二第三の光市事件が発生するであろう。


犯罪者を…犯罪に至らしめた生育環境や関係者は、ナゼ罰の対象にならないのか?


獄中歌人の島秋人の死刑執行からナニも学んでいないのではないだろうか?