「損害保険はファイナンシャルプランナーの仕事では無い」とよく言われます。確かに。ファイナンシャルプランナーのお仕事は「ライフプラン」の作成であって「ライフアクシデントに備えるリスクヘッジを提案する」のではありませんから。
私が、未だ京王タクシーで運行管理者をしていた頃…今から5年ほど前、ある勉強会で私が自己紹介すると、某著名FPから「自動車保険なんて、もうすぐ無くなる。だから交通事故や自動車保険の知識はFPには不要」と言われました。私は思わず「そうですね、交通事故が無い時代が来ると良いですね」と同調したのですが、くだんの某FPは、かなり不満気なご様子でした。
ところが、5年経った今でも自動車保険は無くなっていません。
しかも自動車保険は値上げの傾向です。
まず入り口段階の契約時の保険料…高齢者の保険料を値上げ(記事はコチラをクリック)。
続いて、出口段階の「事故後の保険料」…事故後の保険料を値上げ(記事はコチラをクリック)。
「値上げ」…この不況、しかも大震災後の不況下での値上げです。
損保各社は強気ですね、自動車保険はそんなに需要があるのでしょうか???
交通事故は軒並み減少傾向です(データはコチラをクリック。PDF3ページ目)。
10年前に比べ、件数は8割を切っておりますし、死亡事故は10年前のほぼ半分。
自動車の保有台数は、ここ10年間は横ばいの傾向。
(データはコチラをクリック)。
ここで、上述のデータと自動車保険を絡めてみると。
交通事故の件数が減少傾向…自動車保険の支払い保険金は減っているハズ。
自動車の保有台数は、横ばいの傾向…自動車保険の(収入)保険料は変わらないハズ。
つまり、
「入ってくる保険料は変わらなくて、出ていく保険金が減っている」と言う理屈が成り立ちそうな気がします。
が、もし、この理屈が成り立つのなら、自動車保険は「保険料を値上げ」するどころか「保険料を値下げ」しなくてはならないのです。
なぜなら、自動車保険を含む、すべての保険には「収支相当の原則」と言う理屈が前提だからです。
では、…自動車保険の値上げの理由は???
(続きは明日)。
私が、未だ京王タクシーで運行管理者をしていた頃…今から5年ほど前、ある勉強会で私が自己紹介すると、某著名FPから「自動車保険なんて、もうすぐ無くなる。だから交通事故や自動車保険の知識はFPには不要」と言われました。私は思わず「そうですね、交通事故が無い時代が来ると良いですね」と同調したのですが、くだんの某FPは、かなり不満気なご様子でした。
ところが、5年経った今でも自動車保険は無くなっていません。
しかも自動車保険は値上げの傾向です。
まず入り口段階の契約時の保険料…高齢者の保険料を値上げ(記事はコチラをクリック)。
続いて、出口段階の「事故後の保険料」…事故後の保険料を値上げ(記事はコチラをクリック)。
「値上げ」…この不況、しかも大震災後の不況下での値上げです。
損保各社は強気ですね、自動車保険はそんなに需要があるのでしょうか???
交通事故は軒並み減少傾向です(データはコチラをクリック。PDF3ページ目)。
10年前に比べ、件数は8割を切っておりますし、死亡事故は10年前のほぼ半分。
自動車の保有台数は、ここ10年間は横ばいの傾向。
(データはコチラをクリック)。
ここで、上述のデータと自動車保険を絡めてみると。
交通事故の件数が減少傾向…自動車保険の支払い保険金は減っているハズ。
自動車の保有台数は、横ばいの傾向…自動車保険の(収入)保険料は変わらないハズ。
つまり、
「入ってくる保険料は変わらなくて、出ていく保険金が減っている」と言う理屈が成り立ちそうな気がします。
が、もし、この理屈が成り立つのなら、自動車保険は「保険料を値上げ」するどころか「保険料を値下げ」しなくてはならないのです。
なぜなら、自動車保険を含む、すべての保険には「収支相当の原則」と言う理屈が前提だからです。
では、…自動車保険の値上げの理由は???
(続きは明日)。