サラリーマンだった頃、『本人死亡』と言う掲示をよく見ました。
タクシードライバーは毎日、深夜まで働き、お酒と煙草をよく飲みますから。
なので、タクシードライバーの平均寿命は、割と短い…らしい。

部下だったドライバーのうち、2人が自殺しています。

私は、それほど親しくなくても、
同じ職場や元の職場のドライバーの「本人死亡」なら、
葬儀か通夜には必ず参列しますし、必要なら「お手伝い」もしました。

さて、お話は変わって。
昨夜は、現役の女性FPの通夜に参列してきました…『本人死亡』です。

通夜に参列して驚いたこと。
参列していたFPは、私ともう一人の方以外は、日本FP協会東京支部の役員ばかり。

と言うのも、亡くなった本人が、以前、支部の役員をやっていたからなのですが。

逆の言い方をすれば、支部の役員でもやっていない限りは、
ライバルや仲間のFPから見送ってもらえない…と言うことになるのでしょうか?!

それに。
支部の元役員の死亡なら、支部から花輪を出すとか、お手伝いの要員を出すとかするべきだろうに。

FP協会の「一般会員」には「支部の役員は、皆、ボランティアで取り組んでいます」なんて、
通知を出しているのに…支部は、その当の本人は、ナンと冷たいことだろう。

FPの多くは、コーチングやカウンセリングを学んでいるのに。
内々には、意外なほど、…薄情な集団なんですね。


ちなみに、亡くなった方と私との関係は…。
あるFPの勉強会で、私は講師として招かれた時に、前の方で聴講して下さったのが、
亡くなったFPでした…帰り掛け、「今度、ウチでも、ぜひ講師をお願いします」とまで、おっしゃって下さいました。
亡くなった方と私との関係は…実は、そんなモノです。



日本の歴史にある「村八分」…残りの「二分」は火事と葬式です。