「勝っても負けても」と言うタイトルですが、そもそも、どこか「勝つのか?負けるのか?」。

「FPは政治に関与せず」と言う詔勅に従い、当ブログでは政党名を出すことは差し控えます。

もとい、どこの政党が政権を担当しようが、損保代理店にとっては「大寒波」の時代なんです。

なぜ?

理由は簡単。損保会社からの代理店手数料が大幅に引き下げられ続けているからです。

では、ナンで、損保会社からの代理店手数料が大幅に引き下げられ続けているのか?

理由は3つ。

一つ目は、例のサブプライムローンで損失を被ったから。
なので、その分を代理店手数料のカット&○○でカバーすることになったから。
(上述の「○○」とは放送禁止用語ではありませんが…敢えて伏せて置きます)。

二つ目はコンプライアンス体制の強化のため。
例の「不払い未払い」の問題も、このカテゴリに含まれます。
そのための要員を割いたり、代理店に研修を行ったり…等々。
特に、来年、「保険法」と言う新しい法律の施行が予定されています。
この法律に沿った手続きを踏むと、やはりコスト増か…??
かといって、そのコストを保険料に乗っけるわけにもいかないので、いきおい代理店手数料のカットに繋がります。

そして、最後に、各社とも自動車保険の財務状態がサイアクだから。
自動車事故の絶対数は減少傾向ですが、でっかい事故や高齢者による事故が増えていますからね。
なので、自動車保険の保険料の値上げに踏み切ったところも多いですが、保険料が上がっても
代理店手数料が下がる傾向です。

来年以降、損保代理店の主力商品である自動車保険の販売はメチャクチャ厳しくなりそう。
任意であれ、自賠責であれ、自動車保険は一番身近な保険だと思いますが…
そのポピュラーな商品を販売するのが厳しい時代になるとは…。

「厳しくなり続ける」ことが分かっていますので、
もちろん、私も指を銜えてジッとしているわけではありませんよ。

戦略を打ち、計画を立てて、大寒波を乗り切る方策を実施しています。
来月、8月は戦略&計画を見直す時期に位置づけています。
そして…「9~12月」&「1~3月」の2つの時期に分けて、体制を整えていきます。

衆議院選挙の動向に関わらず、激しさを増す「損保代理店大寒波」。
大寒波以上に強く激しく闘い、乗り切って行く所存です。

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