つみたて投資枠は高リスク
誰が言った訳ではないけれど
コツコツとか長期とかという言葉が独り歩きして
何となく
つみたて投資枠はリスクが低く
成長投資枠はリスクが高い
そんなイメージをお持ちの方が多いという
お話は以前しました
その理由の一つに
個別株を買ったり、まとめて買う場合は
成長枠でしか買えないということがあります
それも特長のひとつなのですが
債券や金の積み立てをしたい
と思った時に積み立て枠の中には入っていませんので
成長枠の中で探して積み立てしなくてはなりません
なぜ積み立て投資枠を勧める?
積み立て投資枠の中は株中心の商品
=リスクは高い
なぜハイリスク・ハイリターンを勧めるのか?
その答えは
ドルコスト平均法にあります
①一度も下がることなく右肩上がりの商品と
②ジグザグに動きながら右肩上がりの商品とでは
グラフをみると
①の方がパッと見た目は上がっていて良く見えます
が5年10年経ったとき
②の方が運用成績は良くなります
それは
毎月同じ金額を投資している時に
値段が上がり続けている商品は
徐々に購入口数が減って行っているから
始めは10,000円で10口買えていたものが
値上がりして
10,000円で5口などに減るということです
②の方は高かったり、安かったりですので
高い時には少なく、安い時には多く
口数を買えるので
最終的には上がり続けている商品よりも
多くの口数を保有することになりますね
口数×基準価額
が保有する金額になりますので
口数が多いということは値上がりを見込めるという訳です
積み立て効果はリスク高
つまり積み立てをするのなら
ローリスク・ローリターン商品よりも
値動きが大きい
ハイリスク・ハイリターン商品の方が
より向いていることになります
だから
若い人ほど積み立て投資枠を少額ででも
早く始めて長く持つことを推奨しています
効果=万人向けではない
積み立て効果が高いからと言って
どんな人にも株中心の積み立てが絶対的に良い
という訳ではないと思っています
数字では確かにそうですが
人の考えや気持ちは数字に表れないところだからです
どんなに良いと言っても
自分がそれが嫌いだったら
どうしてもその気になれなかったら
それは良い方法とは言えないと思います
自分が納得できる方法
保有することでストレスにならないこと
が一番大切なところです
人に合わせる必要もないし比べる必要もない
(そうは言っても気にはなりますが)
誰も自分のお金の保証はしてくれないのだから