38年ぶり
120円を一気に突破して以降
みるみるうちに140円150円となり
とうとう為替の介入があっても160円の大台に乗った
ドル円相場
38年ぶりだと言われているけれど
そんな相場あったんだ
360円とか固定相場制であった頃に
聞いた記憶はあるけれど
殆ど歴史上の話のような感覚じゃないでしょうか
となってくると
皆さまからのご相談の内容は
「ドル建ての保険解約した方がいい?」
「外貨建て債券の満期を待つべきか、今解約すべきか?」
という内容が大半になってきます
共通すること
外貨建て保険でも、外貨建ての債券でも、
外貨の絡んだ投資信託や株であったとしても
利益確定をするときに
共通して考える点があります
①解約を考えている商品以外にも
外貨建て商品があるかどうか
②外貨建てでの運用状況はどうなのか
③そもそも何を思って(考えて)始めたのか
などです
ひとつの外貨建ての商品について解約を検討するときに
そこだけを見ていると
そもそも…のところが揺らいでくることがあります
他に持っている商品がどういうものなのか
解約してそのお金をどうするのか
自分のアセットアロケーション(資産のバランス)の
全体を見てみないと
何とも回答が出せないのです
儲かっているなら
一度円に戻すのもいいですね
というのは簡単ですし
間違ってはいないのですが
それだけを言うのは不親切だと思います
解約することが
その方にとって最善の方法かどうか
ということになると
話は少し違ってきます
NISAの解約?NOです
今年始めたばかりのNISAも
その一つなのですが
儲かっているうちに一度売っておきたい
という方がいます
それ、やめて~
と言ってます
いくら商品によるとは言っても
NISAは解約対象外です
特に積み立て枠については
高い時には少し買って、安い時にはたくさん買う
それをずっと続けて
やっと育つものというコンセプト
一度持ったら
基本解約は当分なしです
解約へのアドバイス
今、外貨関連商品を保有されていて
解約を考えている方へお伝えするとしたら
一度に全部を解約しないこと
が一番でしょう
為替の動きは誰にも分かりません
今が一番いいときなのかどうかも
だから解約するときも
まとめて購入するときにも
思った金額の半分
といった小分けで行うことをお薦めします
もちろん、商品の性質上できない場合は除きますが
そういう場合は敢えて外貨で受け取って
少しずつ円転するのもありです