親世代が言うこと 

 

仕事柄、お客様層に多くの80代以上の方々がいました

そこでは当然

 

相続の話を避けて通れない

 

遺言信託や家族信託、後見人、代理人

 

と人それぞれ、いろいろでした

 

いまのうちに終活をという人も増えています

 

が一方で

 

お話をしてみると

 

この家は私たちでおしまいだろう

だから後は子ども達が好きなようにしていい

と言ってあるんです

 

私たちが施設に入る時に売ってその費用に充ててもらって・・

 

という人が多いです

 

今住んでいる邸宅に未練はないし

売ってしまってお金にしていいよ

 

守らなくていいよ

という意味で言っているのですが

 

実はそれ困るんですね

 

子世代が言うこと 

 

子ども世代のお客様からよく言われるのが

 

不動産の名義が親になっていて

本人が施設に入居していて

売ろうにも売れなくて困っている

 

というお話です

 

(預金の出金についても同じです)

 

おまけに定期的に家と周辺の管理もしないといけない

その費用が交通費も含め馬鹿にならないどころか

生活を圧迫している

というのです

 

親が施設に入居していても

本人の意思確認がしっかりできれば

殆どのことは何とかなるのですが

 

問題はそうでない場合

 

預金も不動産もちゃんとあるけれど動かせない

 

そんな切実な困りごとが増えています

 

 

備えの確認 

 

使わずに済むのがベストですが

介護などある日を境に急に降ってくる問題は

 

やはり備えが大切

 

うちは遺言信託するほど財産はないから大丈夫

と言われますが

 

あってもなくてもめるのが介護・相続問題

 

仲がよい家族だからこそ

そういうことで波風立てたくない

 

と誰しも思いは同じはず

 

現代は昔と違って親子でも人の資産には手を付けられない

ということを早く認識して

 

それぞれに合った備えを考えておくことをお薦めします

 

特に今元気な親世代の方々に

 

元気な今だからできることです