外貨建て保険は良くない?

 

外貨建ての保険については

 

高齢者に無理に売っているとか

 

販売する金融機関の手数料稼ぎ

 

などと言った問題が話題になりますが

 

ここで誤解のないように言っておきたいのは

 

外貨建て保険は悪いものではない

ということ

 

金利は円建ての比ではないくらい高いし

 

為替によって左右されはしますが

 

場合によってはプラスの利益を生む出すことも多い

 

問題なのはそこではなくて

 

金融機関が不要な乗り換え(買い替え)

誘導したりするところ

 

商品自体に問題があるわけではないということです

 

 

  固定金利+複利+為替=目標到達

 

保険運用の良さは

金利が決まっていること+その複利効果が望めること

 

これに為替がプラスの方向に手助けしてくれると

(預け入れた時よりも円安になると)

 

 

預け入れた金額の20%増をターゲットにしたとしても

十分到達可能となります

 

例えば

3%の固定金利だとすると

 

10年置いておけば複利でなくても30%増

複利であれば34%超増

 

となるので多少の為替損があってもカバーできそうですし

 

10年またなくても

1.2倍くらいは無理ではないという計算になります

 

そして設定したターゲットに到達したら

(例 100万が120万になったら)

自動的に円に戻って円建ての保険になる

 

その後はそのまま持っておいてもいいし、解約してもいい

 

これがターゲット型のしくみです

 

  非課税が使える

 

20%利益が出た時

 

次に考えるのは税金20.315%

 

これも非課税にできる可能性があります

 

終身保険型の場合に解約するときには

 

一時所得の扱い

 

年金保険型の場合は5年以上経過していれば

同様に一時所得扱いになります

 

その場合年間で50万円までは非課税ですので

 

先ほどの例で100万が120万になって

利益が20万出たとしても

50万円以内なので=非課税チョキ

 

となります

 

ただしこれは

その年の一時所得が他にもあったら

それらの合計から-50万ですので

そこは要注意

 

 

  金額は小分けにした方が得

 

ひと昔前は

保険金額が多額の方が利率が有利

 

ということがありましたが

今はそれは余程高額でないとありませんので

 

同じ金利が付くなら

 

一つの契約は少額でいくつかに分けた方がいいですよね

 

先ほどのように

 

一時所得のことを考えてみても

 

300万円⇒360万円(20%増)

となったら

 

60万-50万=10万←税金がかかります

 

10万/2×20.315%=1万157円(税金)

 

となります

 

がこれを半分150万ずつにして預入します

 

1年に50万の非課税枠なので

さらに解約時期を片方を翌年以降にすると

 

 

回収に2年近くかかりますが

 

税金は引かれなくて済む

 

という訳です

 

  もう1つの得

このような運用の方法を選択するときに

一番大事なのは

 

満期が来るか、目標に到達するまでは

解約せずに忘れておくくらいに

放っておくこと

 

ですが

 

そういうつもりだったけど

想定外のことで解約しなければならなくなった

 

ということもあるかもしれない

 

そういう時に

一つにまとめていたら

 

200万だけ必要なのだけど

保険は500万1本にしていたら

 

途中解約できるものであれば良いですが

 

そうでなければ全額解約しないといけないですね

 

もしその時不利な条件下でマイナスだったら・・・

 

複数に分けて持つ事で

もし途中で必要になったら片方だけ解約し

もう片方はそのまま続けられる

 

そういう気持ちのリスクを分散する効果もあるので

 

最低預入金額でスタートさせることをお薦めします

 

良さそうだったら

時期をずらしてまた預ければいいのですから

 

 

そうすることで

自然に時間の分散もできます

 

上手に使ってストレスの少ない運用をしたいですね