債券購入 最大のリスクとは
債券を購入するということは
お金を貸してあげること でした
だから
最大のリスクは
貸したお金が返ってこないこと
この場合金利どころの話ではないですね
この債務不履行をデフォルトと呼びます
貸した先が 企業だった場合
会社が倒産したら
清算して残ったお金で社債が支払われます
それには決められた順番があります
先取り特権 キヨウコソニチヨウ
これが絶対という訳ではありませんが
お金が残っている時に優先して
支払われる順番が決まっています
- 共益の費用
- 雇用関係
- 葬式の費用
- 日用品の供給
それぞれの頭文字を取って共・雇・葬・日用
と覚えました
ということは
もしお金を貸していた会社が倒産したら
上記の費用を引かれて残りがあれば
債権者にお金が返ってくるということですから
可能性は限りなく低くなるということです
ゼロにまではならないことが殆どのようですが
貸す相手を見極めるには
相手が会社なら
倒産の可能性が限りなく低い会社を選ばなければなりません
その目安になっているのが
会社の格付け
と呼ばれているものです
上から順にAAA~Dの範囲でつけられています
別名信用格付けと言い
格付けの高い会社ほど金利は安い傾向にあります
では格付けの高い会社ならば
安心して社債を購入できるか?
と言えば
それもいまいちアテにならない
その事例が
有名なリーマンショックでした
あの時破綻した多くの会社の格付けは高かったんです
そのため格付け会社(格付けをする専門会社)は
当然非難轟々となりました
格付けはあくまでも目安
本当のところは企業分析しないと(しても)分からない
確実と言えるのは
あまり長期の社債を多額保有しない
ここでもお金の行先と時間の分散
というところが精いっぱいの善処かなと思います