外債…とは? 

 

外国債券のことを外債と呼びますが

 

だいたい次のように書かれています

"ゴールドマンサックス 米ドル建て普通社債” のように

 

この場合ゴールドマンサックスという会社が発行する社債で

米ドルで買う

ということになります

 

他にも

インドルピー建てやメキシコペソ建てなど

〇〇建てというのが通貨を表しています

 

 

高い利率 

 

利息低下が言われていますが

依然として高い水準ですので

 

今も国債や社債も特に新発債については高い金利となっています

 

メキシコペソは9%を超えていますので

すごいですね

 

株の高利回りと言われる水準が4~5%

とするなら債券はその倍近くなので

 

分散投信の1つとして持っておくのもいいかも

ですよね

 

 

問題は為替 

 

そんな高い金利を貰えてしかも固定金利だから

魅力的な運用方法ではあるのですが

 

あくまでも外貨でのお話

これを円に戻したときにどうなるか?

 

これが一番問題になります

 

例えば10,000㌦を1ドル100円の時に買うと100万円の元金

これを5%で3年の社債条件だとすると

 

貰える利息は

10,000×5%=500㌦(1年分の利息税引き前)

500㌦×3年=1,500㌦(3年分の利息税引き前)

 

元金と合計で11,500㌦

 

これを円に戻すときに

 

同じ1ドル100円であれば

11,500×100=1,150,000円

 

1ドル110円だったら…

11,500×110=1,265,000円

 

1ドル90円だったら…

11,500×90=1,035,000円

 

となります

 

買った時よりも円安になっていれば

金利だけではなく為替の利益も享受できるものの

 

逆に円高になっていると

金利だけでなく元金も割り込んでしまう可能性もある

ということ

 

 

外貨で受け取れるようにしておく 

 

将来の為替は誰にも分からないもの

それを考えるとなかなか外債や外貨に手を出せなくなります

 

ではどうするか

 

円に戻すから為替差損が発生するので

円高になっているときに円に戻さず

外貨で持っておけば損はしない

 

先ほどの場合だと

10,000㌦が11,500㌦になっていたとしても

 

買ったときよりも円高になっていたら困るので

11,500㌦で受け取る

 

そこで為替の回復を待つ

ただ待つだけでは勿体ないので

 

その間に次の債券を買うなどして

金利をつけて11,500㌦を更に増やしておく

 

 

為替より大事な事 

 

為替はもちろん大事だけど

それよりも

 

先ほどのように円高だったら損をしてまで円に戻したくない

と誰でも思うはず

 

ならば戻さなければ良いけど

戻さなければならなかったら?

 

損が確定してしまいます

 

損をしそうな時にはそのまま外貨でもっておける

置いておけるお金であること

 

期間に余裕を持つことが一番大切なこと

になりますね

 

これさえ押さえておけば

そうそう為替を怖がる必要はないです