何も残らないってどうなのか

 

お墓やら仏壇、位牌などなど

何かしら残してしまうと後々の管理が大変

 

自分の代はいいとしても

子どもたちにそれを引き継ぐのも気が引ける

 

厄介ものになるなら

何もない方がいいのでは?

 

との思いから納骨堂や預骨堂までさがして

偶然みつけた海洋散骨を選びました

 

その後の管理が要らず気持ちも楽なのは間違いないけど

 

何も手元に残っていないというのもなんだか寂しい

 

けど、中途半端に分骨などしたら同じこと

 

さて、どうしたものか

 

 

  木製の分骨つぼ

 

陶器やガラス製の分骨ようの壺をみつけました

見た目も綺麗でかわいいし

一度はこれに決めた

 

これに少しだけ入ってもらって傍にいてもらおう

 

と思っていたのですが

 

待て待て。これも最後はどうする?

 

と思い、やはり止めようかなと思案していたところ

木製の壺があることが分かりました

 

これなら最後は私と一緒に納棺すれば終わるなと

 

というわけで木製の壺に少しだけ分骨して仏壇に置いてます

 

 

  海洋散骨の手順

 

まずはコースの選択

 

全てお任せでやってもらうか

自分たちも乗船して自らの手で散骨するか

そこに僧侶の立ち合いをしてもらうか

 

主な違いはこの3点でしょうか

細かいオプションは要相談というところでしょう

 

申し込みをして料金を振り込みます

 

先方から入金確認を兼ねて予定日などの確認連絡が入り

 

予定日の10日から1週間前に骨壺を取りに来てくれて

お預けし散骨できる基準の大きさまで専用の機械で粉状にして

 

散骨の日に持ってきてくれます

 

骨壺どうしよう?と思っていましたが

それも業者さんで引き取ってくれたので助かりました

 

当日は現地集合して、ほぼ漁船くらいの小さな船に乗船

沖合まで出て散骨

 

この時良かったのは

業者さんのご厚意で茎や葉を除いた花をたくさん用意してくれていた

のでどのように流れていったのかを

目で追うことができたこと

 

これはなるほど考えているなと感心しました

 

  場所の特定

 

海洋散骨すると

どこどこの海とか湾とかその程度にしか分からない

と思っていたのですが

 

なんと

後日たくさんの当日の写真とともに

緯度経度を記した

「散骨証明書」を送ってきてくれました

 

これがあればGoogleマップの上でもちゃんと特定ができますよね

この辺りだとか、あの辺というよりもはっきりしていると

ちゃんと海洋散骨したということが目でも気持でも確認できて

 

これは本当に嬉しかった

 

 

 

 

 

  海洋散骨にかかった費用

 

南の海で綺麗な船に乗ってみんなで散骨儀式すると

100万からと聴いていたけど

 

私が払ったのはすべて込みで10万でした

 

これはとても安い金額だと思っています

ここまでしてくれてこれでいいのかな。と

 

今はいろいろと値上がりしているので、ちょっと上がっているとは

思いますがそれでもいきなり倍額にはなっていないでしょう

 

 

ほかにも最近は樹木葬などいろいろありますね

どちらも自然に帰っていくというのは同じことでしょうね

 

私は海や旅行が好きだった母に世界旅行して欲しいなと思ったので

海洋散骨を選びました

 

ご参考になりましたら。

 

 

これもライフプランのひとつ

 

FP業をしていますと、その業務の範囲の広さから

様々な問題にお悩みの方とお話する機会が多くあります

 

終活はもちろん、このような葬儀やその後のことなども

少なくはありません。

 

何をするにしてもお金が関わってくるからだと思っています

 

ご先祖を大事にしないわけでは決してないけれど

管理をしている人の金銭的な負担は看過できないこともあります

 

今を生きている人の負担を少しずつでも減らすことができるように

いろいろな方法に目を向けることは大切なことだと思っています