生命保険の必要保障額を考える | すまーとライフプラン術

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独立系FP事務所を経営するファイナンシャルプランナーが綴る雑記。
お金に関することだけでなく、日々の出来事、趣味のことなど。
きままに綴っていきます。
(2007年3月からブログ投稿開始)

たまに初めて生命保険の話をしたお客様にこう聞かれます。

「私はいくらの死亡保障に入ればいいんでしょう?」

答えは、

「今の時点ではわかりません、これからサイズを測ってみましょう。」


そうなんです。
保障額なんてものは目に見えないので、
その方がどんな生き方をしていて、万が一死亡したときには遺された家族が
どんな生き方をするか聞かないとわからないはずです。


ということは、
保険に加入する前に

・遺された家族はどれくらいの生活をしていくのか


を考えた上で


・貯蓄がある。
・住宅などの財産がある。
 (住宅ローンを払っている途中でも)
・国の保障である遺族年金がある。
 (加入している年金制度や家族構成によって違う)
・勤めている会社の福利厚生制度がある。

なども加味して、

本当に足りないところに生命保険を設計すれば良いのです。


人によっては充分足りていたりします。

多すぎる部分はムダにお金を払っていることになります。
もし少なかったら、
万が一があった場合に遺された家族が困ることになります。




しかし、最近の年金問題で遺族年金制度も信じられないという方も
いらっしゃいますが、その不安もわかりますけどね(^^;




一般的にこんな家族構成で、年齢はこのくらいで必要保障額はいくらです。

ということを書いてある雑誌などを見かけますが、
あくまで平均値というか、一般的なことでしょうから

それがそれぞれのご家族の必要保障額にはならない訳です。



家を買うときには、一般的にみなさんこんな家を買いますよ。
これくらいの金額でも払ってますよ。

と言われて家を買う人はいないですよね。

(この例が当てはまるかどうかは別として(^^;)




このブログをご覧になっている方にも
いろいろなご意見の方がおられるでしょうけども、

私はこんな考え方で仕事をしています。