前回までに、「ソーシャル・スタイル」を学ぶ意義をお伝えしました。
簡単に復習すると、
仕事をうまくやり遂げる上で、周りの人の行動スタイルを理解することが大切であり、
他人の行動スタイルを理解するツールの一つとして「ソーシャル・スタイル」があるということでしたね。
「ソーシャル・スタイル」を学ぶ上で大切な4つの前提をお伝えします。
この前提をしっかりと頭に入れてください。
4つの前提
1。 人間は習慣の動物である。
2。人間は他人を色分けする。
3。ソーシャル・スタイルで扱うのは認知できる言動のみ。
4。言動の要素として2つの尺度を使う。
思考開放度
感情解放度
1。について考えてみましょう。
習慣、つまり癖ですね。
腕を組んでみてください。
左腕が前面に出ますか?
それとも右腕が前面に出ていますか?
次に、逆に組んでみてください。
先程、左腕が前面に出ていた方は、右腕が前面に出るように組んでみてください。
どんな感じがしましたか?
そうです、違和感があったのに気づかれたことでしょう。
この事は両手を組んだときにも言えます。
両手を組んだとき、
右手の親指が上になる人と、
逆に左手の親指が上になる人がいます。
これを逆にして組んでみてください。
ほら、やはり違和感があるでしょう。
私たちは小さい頃から自然にあるやり方で物事をするのに慣れていて、
その方法ですれば能率よく物事をやり遂げられることを
身をもって理解しています。つまり、人それぞれが安心して行動できるパターンが有り、
その行動パターンを「安心領域」と呼ぶことにします。
この「安心領域」は人それぞれ違うものであり、
何が正しい、
何が悪いということは有りません。
習慣が違うだけなのです。
腕の組み方、両手の組み方などの習慣化している言動のうち、
とりわけ人間関係における習慣化された言動を扱うのが「ソーシャル・スタイル」であり、
「ソーシャル・スタイル」を対人関係上の安心領域ということもできます。
「ソーシャル・スタイル」は私たちの「安心領域」を色々な形であらわしてくれます。
人それぞれの安心領域を理解することで、対人コミュニケーションを円滑にすることができます。
営業もうまくいきます。
次回は、2番目の前提、「人間は他人を色分けする」についてお伝えします。