穏便に済む断り方ってありますか?
当オフィスのお客様の7、8割は公務員となっています。金融庁、厚生労働省などの国家公務員の方もいれば教員、警察官、県や市町村の職員、自衛隊などにお勤めの方などです。
公務員の方の住宅ローン選びや資金計画などを含むマイホーム購入相談をしているとよく質問されることがあります。
それは何かといえば『断り方』です。たとえばハウスメーカーを数社検討していたが1社に決めた時、熱心なセールスには本当に断りづらいです。
何軒か家を建てるならこの人から買いたい。でも今回はどうしても別の会社で建てると決めた場合などは断り方に悩み電話やラインで聞かれます。
また住宅ローンが決まり団体信用保険の内容を考えて生命保険の見直しを行った時もそうです。どう断ればいいのか、そんなことをよく聞かれます。
そこで本日は『断る』ということに関してご説明します。題して『NO』が豊かな人間関係を作る、です。
White Lieを上手に使う
お断りとは則ち『NO』ということです。これは確かに心苦しいし今まで親身に話を聞いてくれた方ほどなんともいえない気持ちになります。
できれば『NO』と言わずにいられればいいのですがやはりそうはいかないのが人間社会です。
ですがやみくもに『NO』というとどう言われるかわからないし、そう思われるかを考えると気が重たいものです。
ですが考えてみてください。今の仲がいい友人との関係はいかがでしょうか。1度も『NO』と言わずに何年、何十年も一緒にいたのでしょうか。
そう、必ず『NO』と言っているのです。しかも1度ではなく2度も3度ものはずです。ですが事実として今も仲がいいのです。
つまり『NO』と言ったからと言って壊れる程度の関係なら大した付き合いではないということです。
ましてやハウスメーカーのセールス相手です。一生付き合おうと思って話していたのではないのではないでしょうか。
思い切って『NO』の意思表示をしましょう。ですがやはりどんな人にも気配りが大切です。WhiteLieという言葉があるように相手を傷つけない『うそ』を交えてお断りしたいところです。
たとえば『夫の友人のセールスがどうしてもというので』や『取引先の会社から是非にと言われて致し方なく』などがそれに当たるでしょう。
ポイントは近そうに聞こえて実は遠くの知人を出すことです。自分の友人というより夫の友人という方が言いやすい。お客様はよくそう言われます。
YESでできた関係は『NO』で終わる。
このように『NO』を交えてできた長期にわたる関係は永遠のものとなりますが『YES』でできた関係はどうでしょうか。
その多くは利害で繋がっていることが多くその利害が終われば関係も終了してしまいます。そうなのです。『YES』でできた関係は『NO』で終わるのです。
利害関係や短期的な関係はあなたにとって必要なのでしょうか。私の場合はいらないとすら思っています。
だから『NO』というのをもちろんいい気持ちでいうわけでありませんが勇気を持って『NO』というようにしています。しかもメールなどではなく電話など直接にいうようにしています。
本当にその人と縁があるならそんなことでなくなる関係ではないはずです。それでなくなるのであればそれは『縁』ではなく『円』を求めた関係だと割り切っています。
これからは人間関係の時代
新聞やテレビを見ていると今盛んにAIの時代という記事を見ます。銀行に関するニュースを見てもきっとその通りなのでしょう。
これから生き残るにはAIではできないこと。そう人間としての力をつけるしかありません。それにはどうして1人より2人、2人より3人というように自分のブレーンが必要です。
相見積もりをしたりモノ・お金偏重主義に見るように人間関係を軽視する傾向にあるのを見るとこの人たちはずっと自分だけの力で生きていくのだろうかと思ってしまいます。
人間の知恵の力はすごいものがあります。いい人はいい人、ものご知っています。社長のお友達は社長様です。
その人間関係を作るのにはどうしても『NO』と言って人間関係を作ることが重要になってきます。そう、人の見分け方の1つなのです。
ここまで語ればあなたもきっと躊躇なく『NO』と言えることでしょう。
ですがくれぐれもWhiteLieでお願いします。わかっていても『NO』と言われるのは傷つきますからね。
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人生は人の出会いでしか変われない
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