来年から公務員にも確定拠出年金
確定拠出年金の魅力はなんといっても所得税・住民税の額を下げて貯蓄や運用ができるという『スグレモノ』という点です。
給付は60歳からで一括でもらえば退職所得控除が利用できるのでほぼ税金がかからずにもらうことができます。
退職所得控除とは簡単に言えば加入期間が20年であれば800万円まで、30年なら1500万円までが非課税で受け取れる額ということになります。
私も確定拠出年金を利用して約10年くらい経とうとしていますが、株式投資はすべてこれでやっています。お客様に説明するのも自分の運用成果をもとに説明しています。
来年から公務員にも開放されるので自分のお客様にも使い方と効果を説明していこうと考えています。
ではこの確定拠出年金、誰が1番効果があるのでしょうか。
意外と医師に好評
この確定拠出年金の説明に欠かせないのは税金と運用です。特に税金(所得税・住民税)が下がる効果として見逃せません。
私自身、お客様に積極的に進めていましたが誰(どの業種)に勧めていたかと言えばそれはお医者様なのです。
はっきり言って個人年金保険を勧めるなんて金融音痴か保険屋さんでしかありません。そのくらい確定拠出年金は使える金融商品です。
年収が高いということは累進課税のランクが高いということなので年収が高ければ高いほど確定拠出年金の税金的効果は高いです。
では公務員はどうなのか。
サラリーマンもそうですがあまり税金的メリットのある商品は多くないので効果がないわけではありませんが年収的にあまり大きくはないと言えます。
確定拠出年金の注意点
注意点はやはり運用部分にあります。私は分散投資なんてしないのですがやはり始めるにあたっていい機会なので運用の勉強をしたほうがいいでしょう。
FPでもそうですが株式投資はできないですが長期国際分散投資という教科書的理論は知っているという人も多いのでそういう人に捕まらないようにしたいですね。
老後資金の中心的役割を果たす確定拠出年金。もし金融音痴な保険屋さんに多額の個人年金保険に加入させられていた方がいれば一考の余地があるのではないでしょうか。
自分年金を作るにはぴったりの商品なのでまだ利用していない医師やこれから利用を考えている公務員の方は学んで欲しいと思います。