保険の金利「予定利率」 | ようこそ FPだいちゃんのブログへ!

保険の金利「予定利率」

マイナス金利が導入されてから
銀行・信用金庫などの金融機関は
預金者への金利を下げました。

普通預金が0.001%、定期預金が0.01%という低金利です。

普通預金の金利は、ご存知の通り
預金者に対して約束する運用利回りです。


銀行の世界では、これとは別に「政策金利」と言われている金利があって
これを元に各銀行が普通預金の金利を設定しています。

この「政策金利」を決めるのは日本銀行です。



「政策金利=普通預金の金利」ではありませんが、
間接的に日本銀行の決断が我々の預金に影響を与えています。



それでは、保険の世界ではどうなのでしょうか。

保険の世界で「普通預金の金利」に当たるものは
「予定利率」と呼ばれているものです。

「予定利率」は、生命保険の契約者に対して
約束する運用利回り
です。


つまりは「予定利率」が高ければ
生命保険の契約者にとってメリットが大きく、
「予定利率」が低ければメリットは小さい訳です。


具体的に言うと、「予定利率」が高いときは
積立の保険であれば、返戻率が高くなります。
掛捨の保険であれば、保険料が安くなります。


この「予定利率」は、「標準利率」を基準に計算されますが、
この「標準利率」を設定しているのは金融庁です。
間接的に金融庁の決断が我々の保険契約に影響を与えています。
日本銀行ではありません。


今後金融庁が「標準利率」を下げた場合は
保険会社も「予定利率」を下げる可能性が高くなり
皆さんが新たに契約する保険に影響を与えます。



金融庁はあらゆる指標を元に「標準利率」を設定しますが
前回の引き下げがあった3年前と比べても
平成28年現在も状況が異なります。

マイナス金利という大きな違いもあります。


いつと断言する事はできませんが、
金融庁が「標準利率」を引き下げる事も
連動して保険会社が「予定利率」を下げる事も
近い将来に大いにあり得る話です。
(個人的には年内中に実施されると踏んでいます)


変額保険や変額個人年金などの商品を除く
生命保険や医療保険は、契約時の予定利率がずっと適用されます。


このため、「予定利率」が下がるとわかれば
駆け込み契約をしようとする方が増えるのが過去にもありました。

とはいえ、「予定利率」ももちろん大事ですが
きちんとご自身のニーズを把握したうえで
適正な内容の保険を選択する事が大事
です。


焦りすぎて
積立したいのに掛け捨ての保険だったり
ニーズと異なる保険に加入するのが一番の損です。


<予定利率の推移>

※ 変額保険や一時払保険は除く

昭和 21年・・・ 3.00%
昭和 27年・・・ 4.00%
昭和 51年・・・ 5.00% – 5.50%
昭和 56年・・・ 5.00% – 6.00%
昭和 60年・・・ 5.50% – 6.25%
平成 2年・・・ 5.50% – 5.75%
平成 5年・・・ 4.75%
平成 6年・・・ 3.75%
平成 8年・・・ 2.75%
平成 11年・・・ 2.00%
平成 13年・・・ 1.50%
平成 25年・・・ 1.00%

次は1.00%は確実に割り込みますね・・・
近い将来保険の見直しを検討するのであれば
早め早めに検討を開始した方が良いと思いますよ。


気になって夜も眠れない方は
個別にご連絡くださいませ。